イメージ 1

 

「 ベントレー 」 です
 
 ( 画像はフライングスパー )
 
これも、
 
 最近 ( かな? だいぶ経つか ・・・・ )  
 
トレンドの ナックルの
 
 「 ダブルピポッド 」 です
 
「 プロのメカ 」 には 
 
「 釈迦説法 」 ですけど ・・・・
 
イメージ 2
 
サス、 拡大するとこうです
 
で、 ピポッド との 
 
位置関係を 
 
色付けするとこちら
 
イメージ 3
 
注目すべきは、 
 
ナックル ( タイヤ ) 側の
 
ピポッドが、 「 2つある 」 
 
ということです
 
なんで、 
 
「 消耗しやすいボールジョイント 」 
 
なんか 余分に増やすんでしょ ?
 
ここで、 もしこれが 
 
通常の ナックル側 が 
 
「 1個のピポッド 」 
 
だったらどうか ? です
 
イメージ 4
 
こんな感じとなります
 
この画像で 
 
「 緑丸 で示した タイヤ中心 」 と 
 
「 ナックルのピポッド中心 」 
 
との 「 距離 」 が
 
「 めっちゃ大事 」 です
 
これが 大きく存在すると 
 
ちょっと悪い路面に行くと
 
 「 あっちにフラフラ  
           こっちにフラフラ 」 
 
となります ・・・
 
(  「 身振り 手振り 」 
                で 説明すると
      解りやすいのですが ・・・・・ )
 
実は これが 
 
「 スクラブ半径 」 
 
というのですが ・・・・
 
ほんとはこれ、単純に 
 
「 ロアピポッド と タイヤ中心の距離 」 
 
ではなく、
 
アッパーにも 
 
同じように ピポッドがあり
 
「 上下のピポッドを結んだ 
 旋回軸が 地面と交わるところ 」
 
 と 「 タイヤ中心の距離  」
 
が、 「 スクラブ半径 」 の 
 
「 正しい理解 」 の仕方となります
 
メーカー これを 少なくするため 
 
 「 キングピン角 」 
 
( 上記の 「 旋回軸 」 を 
    車両前方から見たときの角度です 
                 これを側方 より見ると 
                    キャスタ となります )
 
を付けて 
 
黄色い矢印の 「 スクラブ半径 」 
 
( 写真は キングピン角度を
        考慮していないのと、
            レンズの特性により 
          「 大げさ 」 になってます )
 
を 少なくするように設計してます
 
ただ、 
 
「 キングピン角度 と キャスタ角 」 
 
( これ実は 旋回軸が 
 3次元に 傾斜しているものを 、 
 2次元の 2枚の図面 に分けただけ )
 
は、 操舵してゆくと 
 
キャンバー変化を
 
引き起こすんですわ ・・・・・・
 
で、 相容れないときは 
 
「 妥協してゆく 」 
 
しかなかったのですが ・・・
 
「 あったまいーひと 」 
 
いるんですねえ ( 笑 )
 
ピポッド2つにすると ・・・・・
 
イメージ 5
 
2つのピポッド から 
 
アームを ( 仮想で ) 
 
さらに延長して ( 青線 ) 
 
交わったとこの ・・・
 
「 青丸 」 が 仮想ピポッド となり、 
 
ロワー側の 旋回中心軸 となるんですわ
 
( ピポッド1個の時の
          「 黄線の長さ 」 と
                    比べてみてください )
 
これにより、 スクラブ半径は、 
 
「 ブレーキの大きさ ( 厚み ) 」 や 
 
「 ナックルの構造 」 などに
 
束縛されず、 
 
キングピン角度も、 スクラブ半径も 
 
「 ほぼ自由に 」 設定することが
 
可能となりました ( 驚 )
 
今、 「 275/35-20 」 なんて
 
 「 リアタイヤとしてもマッシヴ 」 な
 
タイヤをフロントに履いても
 
快適に走ることが
 
できるようになったんですわ ・・・
 
一昔前の 
 
「 R129 ケーニッヒベンツ SL 」 
 
あたりは
 
路面悪いと、 ・・・・・・・
 
「 おっとっと 」 だったのは 
 
その ( スクラブ半径の増大 ) のせいです 
 
( 全てではないですが ・・・・ 笑 )
 
まー、 どこにでも 
 
「 かしこいひと 」 いますねえ ・・・・

 

にほんブログ村 車ブログへ