
「 ポルシェ 987 ケイマン アライメント調整 」 です
この方も うちの HP 見て 来ていただきました ( 多謝 )
「 ちょっと左流れ あるので よろしく 」 です
受け入れで、 試運転
「 ん、 ポルシェには珍しく 結構きつめ 」 です
うち、 フェラーリ 、 ポルシェ などの スポーツカーは 、
「 わずかな左流れ 」 くらいなら
そう重視しませんが 、 これは 結構きつい ・・・・
それに、 なんか そこはかとない 違和感が ・・・・
では、 がんばりますかあ ・・

いつもの 「 レベル出し 」 して

計測すると ・・・・・
うん、 左リアが 大きくずれてます ( 笑 )
なんか、 アライメント屋 、 嬉しかったりして ・・・・
こんなのは 「 良く 」 なるんですわあ ( 喜 )
状態が判ったので

「 はりきって 」 色んなことしながら

仕上げて、 試運転
ん、 転がりも軽く 「 自然な 感じ 」 になりました ( 笑 )
いつもの 「 987 」 ですわ ( 喜 )
うちでは 「 定番 」 なので スムースに ・・・・
では、 せっかく リアサス 「 シリーズ 化 」 してたので
リアサスの簡単な 「 2次元解析 」 です

判りますか ?
赤いのが、 「 ロワアーム 」 と 「 トーコントロールアーム 」 です
青いのが いわゆる 「 テンションロッド 」 です ( メーカにより 細かい表現は変わりますが ・・・ )
あれ、 なんか 見たことあるような ・・・・
そう、 「 ダブルウィシュボーン 」 を 前から見たときと似てますねえ ・・・・
うん、考え方は同じなんですわ
「 ブレーキ踏んで、 減速 G かかった時 」 は、 後ろ側に、
「 ストローク 」 します ( もちろん、 ほんのわずかですけど )
なぜかというと、 「 青いロッド の ブッシュ ( 青丸 ) 」 が たわむからです
で、その時、 赤いアームの 2本の 「 角度と長さ 」 が 違うので 「 台形 」 の四角形は
ブレーキを踏んでストロークすると ・・・・・
「 前側を引き込みます 」
これにより、 「 トーコントロール 」 してます
今度は、 「 横 G 」 かかるとどうか ?
これは、 ロワアームが ほぼ タイヤ中心に ナックルのピポット設けてるので
そのままでは、 あまり変化ありません
なので、 「 ロワアーム車体側 」 に ラバーブッシュを設け、
「 トーコントロルアーム 」 を ピロで固めることにより
前側を引き込んでいます
( 実は、加速時にも、 駆動のトルク により 同じようなことをしています )
これにより、 常に運動時 トーを アウト側にならないようにコントロールしてます
メーカー 「 賢い 」 ですねえ ・・・ ( 驚 )