
「 フェラーリ F430 チャレンジ アライメント調整 」 です
この子、 今年の 「 お馬さん 」 の 中では 1番の 「 ハイライト 」 でした ・・・・ ( 泣 )
結論から言うと、 堂々の 「 7時間もの 」 になりました ( 苦笑 )
なんで苦労したかというと、 「 タイヤが違うから 」 です
「 F430チャレンジ 」 ノーマルの出荷時は、 アライメント屋から見ると、
「 適当なとこ 」 で出荷してます
誤解されると困るのですが、 「 品質にばらつきがある 」 という意味では無いです
基本的に 「 ジェントルマンドライバー 」 による 「 ワンメイクレース 」 用なので
わりと 「 初心者にも無理のない あたりさわりのないところ 」 で出荷してます
はっきり言うと、 「 アタマは狙えない 」 セッティングですね
たぶん意図は、
「 これなら初心者でも戸惑わないし、 経験者なら 自分でセッティングして 」 ですね ・・・・・
ま、 レース関係者なら 「 あたりまえ 」 ですけど ・・・・
メーカー、 レーシングカーといえども 「 誰が乗るか判らない 」 ですしねえ ・・・
これが、 「 ポルシェ 」 だと、 「 カップカー 」 は、
いきなりポール狙えるようなセッティング 指示してきます
自分たち 「 アライメント屋 」 でも、
いきなり1発目から ここまで指示してくるの ? です
完全に、 ワークスあたりからの情報です ( 驚 )
なので、 フェラーリの 「 チャレンジ 」 は、 完全に 「 アライメントセッティング 」
やり直す必要があります
で、 フェラーリチャレンジは、 レギュレーションで
車体は 「 フェラーリ正規もの 」 だけで
基本的に、改造は 「 不可 」 で
しかも、 タイヤは
「 フェラーリのコントロールタイヤで、 フェラーリから買ったスリック (レイン) 」
でないといけません
なので、 アライメント屋からすると、
比較的 セッティングは 「 狭い範囲 」 の中で行います
なので、 大体 やることは決まってくるのですが ・・・・・
今回は 「 違うタイヤ 」 用のセッティングなので、
普通のやり方では、 ちょっと 「 苦しい 」 です
方法は 「 2通り 」 あるのですが 今回微妙で どちらの方法が良いか
悩みました ・・・・・・・
寸法を、 いろいろ調べて、 「 良い 」 と判断した方法で進めてゆきます
これ、下準備が大変で、 ちょっと妥協して 省くと作業時間は 「 1/3 」 になります
これやったから、 「 めちゃ変わる 」 わけでもなく ・・・・・
「 微妙にタイムが違う 」 だけなんですけど ・・・・・
あ、 それと余談ですけど、 「 自分の思い通りにコントロールできる 」 のと
「 タイムが出る 」 セッティングは、 ちょくちょく違うことがあります ・・・・・
一番スピードが乗って長く走るのは 「 ストレート 」 ですしねえ ・・・・
じゃ、 愚痴ってないで作業です ( 笑 )

「 ディフューザー 」 も 「 少し 」 違います

いつもの 「 畳 」 も ちょっと違います ( 笑 )

いろいろ 「 くろー 」 しながら ・・・

いったん 「 厚み 」 を決めます
で、 決まると外して ・・・・・・・・

「 切る 切る 切る 」 ( 笑 )

で、 「 こーします 」 ( 笑 )
もちろん、 「 チャレンジ用のシム 」 もありますが、 違いは
「 つまみ 」 があるかないか だけです ( 価格は 4-5倍違う )
あほらしいので、 ノーマルのつまみ 切ります ( 笑 )
アライメント屋 「 ストラダーレ 」 は、 できるだけ 「 出荷時に近いシムの入れ方 」 して
「 ノーマルの様に 綺麗に見えるよう 」 心がけますが、
「 チャレンジ 」 は、 ノーマル ? に こだわらず、 「 一番良い 」 と思う方法とります
( シムの入れ方ですよ ・・・・・ )
で、 1か所ごとに、 寸法確かめながら、
シムも 「 複数枚 」 入れる時は、 同じものでも、 結構 「 相性 」 あって
たくさんのものから、 相性いいもの選んで、 さらに 少し曲げたりして、
綺麗に入るよう確かめながら作業してゆきます
がんばって仕上げて、 満足のゆく結果となりましたが ・・・・・・
7時間かかってしまった ・・・・・・・ ( 泣 )
アライメント屋、 始めると 「 一気に 」 やりたくて、 手を付けると大体 「 最後まで 」 やってしまうのですが
この子は、 さすがに 途中 「 食事がてらの小休止 」 しました ( 笑 )
" たいっへんだったぁ ・・・・・・・ ( 泣笑 ) "