
「 ランボルギーニ 」 " ディアブロ、 ムルシェラーゴ 系 " の フロントセクション
「 フルヌード 」 です。 ちょっと珍しいでしょ・・・・
ここまで、 ばらしてあると、 フレーム構造が 「 一目瞭然 」 です。
この部分は、 ちょうど、 フロントのトランク 辺りになります ( 上が前方 )
ちょっと、 アッパーアーム辺りが、 剛性不足で、 たわみそうだな ?
上方にも、 斜めに補強が欲しいなあ・・・・
あ、 荷物が出し入れしにくいかあ・・・・・
でも、 フードを、 ちょっときつめに勘合させ、 フード側で補強すれば・・・
なんて思ってたんですが、
さすが メーカー、 そんなレベルでは 考えてないです。
赤い丸の部分、拡大すると・・・・・・

こうなってます・・・・
判ります ? ここ、 故意に剛性落としてあります。
( ここだけじゃないです あちこちでやってます )
理由は、 事故して、 フロントからの入力があったとき、 ここが潰れて、
「 ドライバーを守る 」 様に考えてあります。
実際、 昔 行われていた、 デイアブロ ワンメイクレース でも、
派手なクラッシュしたマシン、 普通にドア開いて、 ドライバー 降りてきてました。
実は、このフレーム、 基本構造は、 90年デビューです。
( ディアブロ、 ムルシェラーゴ は、 大まかなフレーム構造は 同じ )
やっぱり、メーカーの設計者 「 賢い 」 ですわ。
その前の、 カウンタック も、 ほぼ ストリップ の フロントセクション 見たことありますが、
基本的に、 パイプ径の変更 くらいで、 ごまかしてました。
フレーム見ると、 剛性高く、丁寧で 上手く作ってますが、
「 頑丈に造る 」 ことが第一で、 「 上手く潰して、 ドライバーを守る 」 ところまでは、
頭が回っていないようです。 まあ年代違いますけど・・・・・・。
もちろん、 国産車 あたりまえにやってましたけど、 ランボのような
特殊な、 「 スーパーカー 」 メーカー でも、 きちんと考えてるのは、
「 あたりまえ 」 ですけど、 驚きました。
やっぱり、 「 メーカー 」 凄いです。 ( 感動 )