
「 純レーシングカー 」 のリアサスです。
( 車種は、 写真見てわかる人だけ判ってください )
あまり、新しくはありませんが、それでも 設計は90年代です。
逆Aアームとテンションロッドの組み合わせ、
ジャンパオロ・ダラーラ 60年代後半から、70年代に しきりにやってました。

前にも書きましたが、 ダラーラや、 当時の 「 レース屋さん 」 上がり ( 兼任 ? ) の設計者、
良く ( というか当時ほとんど ) これ使ってました。
思い浮かぶだけでも、 ミウラ ( SVを除く、 画像はミウラS ) カウンタック LP400、ストラトス、
ヴァレルンガ、 マングスタ、 等々・・・・
この形式、ゴムブッシュとの相性が悪いというのは、以前書きましたので置いといて、
( 気になる方は、以前の 「 ストラトス 」 や 「 カウンタック 」 などを見てください。 )
この形式、トーは、テンションロッドを 「 引いたり 押したり 」 することによって、
トーの調整を行います。

丸印のところを緩めて、 ロッドを回すことにより、 車体側ピポットを中心に、
ナックルを円運動させることにより、トー変化させてます。
ところが、この方式だと、 「 若干、ホイールベースが前後する 」 という欠点があります。
そこで、 この設計者は、 ナックル側に、トー調整用のボルト別に付けて、
この欠点解消してます。 ( 最初の写真の丸印 )
この方法だと 「 完璧 」 なセッティングできますね。
スタビの調整なんかも、現場であっという間にできますので、
ある程度、事前に詰めておけば、当日 状況によってメカが現場で
すぐ対応出来るようにしてあります。
さすがレース屋さん 「 手馴れて 」 ます・・・・・・・・・・・