
Ferrari F360 MODENA です。
これ、新車で出た当時、 「 F355 」 のイメージが強くて、
初めて見たとき 「 ん ? 」 でした。
Ferrari のデザインは、強烈に刷り込みを作るようで、 大体 「 新型車 」 には、
拒否反応を示すのが普通です。
「 BB 」 から、 「 テスタロッサ 」 の時もそうでした。
自分の世代は、 「 フィオラバンティ 」 の影響が強く、
美しい 「 308 」 から、 最高傑作 「 288 」 の流れをくむ、 「 F355 」 がカッコ良くて、
「 360 」 出たときは、 正直 「 ん ? 」 でした。
それが、今となれば、 「 360 Modena 」 シリーズ、 「 F430 」 シリーズ、
もう、これが 「 フェラーリ 」 でしょ 、 に なるんだから、
「 ピニンファリーナ恐るべし 」 ですねえ。
「 360 」 のデザイナーは、 「 プジョー 」 大好き人間で、
「 406クーペ 」 も彼の作品だそうです。 ( ダビデ・ アルカンジェリ 氏 )
( もう、病気でお亡くなりになり、故人となられました。 合掌・・・ )
会社としての 「 ピニンファリーナ 」 は、なんか 凄くて、
驚くのは、 社内で、 「 デザインコンペ 」 やって、
勝った人間には、 「 同格の人間は、まったく付けない 」 そうです。
つまり、同じデザイナーでも、負けた人間には、
「 まったくタッチさせない 」 のだそうです。
これが、デザインに統一感を出す 「 かなめ 」 だそうです。
ドアレバー、から、エアコンのコントロールボタンまで、
「 一人の人間が、権限を持ち、責任を持つ 」 のが、
「 ピニンファリーナ流 」 なんですねえ。
また、公式には、 「 デザイナーは誰か ? 」 は公表しません。
あくまで、 「 ピニンファリーナ社 デザイン 」 です。
ただ、マセのクアトロ、フェラーリ エンツォ
( これネーミングはどうなんでしょう ? もうこの先、これ以上の名前はないよ・・・・・ )
は、 「 オクヤマ デザイン 」 は、公然の事実ですが・・・・・・・
たぶん、国産メーカーは、100年たっても追いつけないと思います。
個々のデザイナーの能力は、おそらく、( 自分は) 世界レベルだと思いますが、
才能のない上司が、 「自分の存在を誇示するため 」 にダメだしするため、
日本車は、世界レベルの 「 美人 」 に はなれませんね。
「 オロチ 」 なども、形式認定の過程で、ずいぶん妥協させられたそうです。
「 道具 」 としてしか、「 車 」 見れない 「 ジジイ 」 に、
「 100年残る芸術品としての価値の判断 」 できるわけないです。
国産車、どんどん 「 家電化 」して行ってますが、
「 道具 」 は、もっと安くて便利なものが出てくると、
とって変わられ 捨てられます。
100年愛される車作らないと、中国に抜かれますねえ・・・・・・。
「 458 」 は初めて見たときから 「 カッコ良かった 」 なあ・・・・・・。