
「 いんぷれっさ 」 です。 希少な 「 S T I 」 です。
HPを御覧になって御越しいただいた御客様です。 ありがとうございます。
「 高速などで、右流れが気になり、疲れます。 」 とのこと。
比較的、珍しい症状です。 圧倒的に多いのは左流れです。
受け入れで、症状確認の為、試運転。
「 ん ? 」 結構きれいに走るし、しいて言えば 「 左 」 のような・・・・・・。
「 路面のクセ 」 や横風なんかの影響を気にされてるのかな ?
で、いつものコースを、 「 Uターン 」
「 を ぉ ? !!! 」
あら、びっくり 今度は、きつい右流れ・・・・・・。
こりゃ、気になるわ。
オーナーさんの言う症状、完全に理解しました。
でも、なんかへん?
なぜ、往路と復路で、症状が激変する ・・・・・・・?
アライメントが原因でないのは解りました。
でも、なんだろ?
「 ん ? 」 操舵の時、バネの音がやけにする。
戻って、見てみると、車高調にノーマルアッパーを組んである。
バネが、回っていない。
組み付けミス ?
ちょっと見えずらく、 「 しゃーない ばらすか・・・・・ 」
とりかかると、 各部、とんでもないトルクで締まってる・・・・・・・・・・。
えー、またですかぁ ・・・・・
やっぱり今度も、 「 パイプ様 」 に御越しいただきました。
で、確認すると、 組み付けミスではありませんでした・・・・・。
もともとの設計では、ピロアッパーで、アッパーシートごと、
バネとともに回転させる構造の車高調に、
アッパーをノーマルで組んであるので、
ハンドル回すと、バネがこらえきれなくなり、下のシート上を中途半端に回転します。
で、ハンドル戻すと、ねじれが残り、ハンドル回そうとします。
右流れの原因はこいつでした。
( バネの巻方向で、左には出にくい )
ノーマルでは、 「 バネ 」 まったく回らず、ねじれますが、
回らないので、また 「 元 」 のところに戻ります。
車高調は、バネごと、ピロアッパーで回します。
ロワシート、アッパーシート共に、平たい形状で、いわゆる直巻き形状です。
オーナーさんに、 「 ピロアッパーに交換してから、やり直しましょか ? 」
と提案しましたが、 迷っておられましたが、
このままで、やってくださいとの御決断。
「 原因わかっただけでも、スッキリしました。 」 との
男前のセリフです。
よし、じゃあ、できるだけがんばろ・・・・。
で、ちょっとアレンジして仕上げて、完全には治りませんが、
症状を抑えました。
ただ、 「 全部のねじ 」 めちゃくちゃに締まってたのには、閉口しました。
これ組んだ人 「 相当な力持ち 」 なんですねえ・・・・・・・・。 ( 泣 )