
いつも、ネタは、外車ばっかりだね。 なんて声があったので、
今日は、マツダです。
RX-8、 リアサス です。 ( 右が前方 )
この前のモデル、RX-7 「 FD3S 」 は、アーム類、アルミでしたが、
スチールパイプに代ってます。
エンジンも、コスト削減の為、ターボなくなりました・・・・・。
けど、これ結構がんばってます・・・・。
特筆は、各アーム類の長さです。

驚くほどのスパン取ってます。 これを長く取れると、ストローク時の、タイヤの
トレッド方向の動きが小さくなります。
最初の写真、注意深く見てゆくと、アームの角度が、必ず前方のほうがきつく、
さらにアームの長さも短いことがわかりますか ?
これにより、ブレーキング時の後ろ向きに 「 力 」 かかった時、
タイヤは、トーイン方向に動くようになってます。
( 正確に言うと、ブッシュのたわみで、トーアウトにならないようになってます。 )
さらに、ハブ側の取り付け位置が、中心より後ろ側になっているのが、
解りますか ?
これにより、横Gの入力があった時も、トーイン方向に動くように ( 同上 )
設計されています。
マツダ、このあたり、FC3Sの時から、失敗しながら、試行錯誤して、
ノウハウ蓄積してきました。
限られたコストでうまく作ってます。
もちろん、FD3Sより 「 進化 」 してます。
もっと根本的なのは、エンジン 「 置くところ 」 です。
FD3Sより、さらに低く、さらに後方にマウントしてます。
もし、このエンジン 「 600PS 」 出せて、
( メーカー チューニングの 余裕 持たせて・・・・ )
2ドア 2シーターでもっと軽くして、出てれば、凄かったかも・・・・・。
時代が許してくれなかったか・・・・ 惜しい名車です。