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スマート リアサスです。
 
「 コ  」 の字型のビームがスタビライザーとナックルを兼ねる、一見普通のサスですが、
 
支持方法独特です。 ( 写真上側が、前方です。 )
 
普通は、ビーム前方左右の2点支持が普通です。
 
これにより、 「 前後方向、左右方向の位置決め 」 、とアームの左右方向の
 
ねじれ剛性を適切に設定することにより、スタビを兼ねさせるという、
 
コストを抑えた、 合理的なサスとなります。
 
ほとんどのFF小型車は、こうなってます。
 
しかし、スマート、支持は、前方1点、後方1点の2点支持。 
 
( 実は微妙にスパンがあり、2点支持ですが、この設計だと、実質1点支持と同じ )
 
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この支持方法だと、ロールを抑えるのは、 「 バネ 」 だけとなっているので、
 
別に、スタビライザーを装備しています。 ( ビーム前方に見えますか ? )
 
そして、もっと大きな特徴は、
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これです。
 
左右の位置決めのアームは、内側の支店を中心にして、円運動をします。
 
ということは、 バンプすると、アームは、ビームを左右に広げるように動きます。
 
ビームは剛性部材なので、左右のストロークのつじつまは、ゴムブッシュの
 
たわみにて合わせます。
 
つまり、ビームは、横Gにて左右に動き、これによりリアトーは変化します。
 
アライメント屋、独創は認めますが、余り感心しませんねえ。
 
しかし、ベンツAクラス、2代目W169は、すごかったです。
 
また次の機会に書きますが、感動しました。
 
「 こんな解決方法があったのか 」 なんて、眼からウロコでした。

 

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