
( 画像は、 4th カマロです。 )
80年代までは、主流だった、フロント、 マクファーソンストラット 、 リア、 リジッドアクスルです。
今では、珍しくなりました。
これ、以下のような欠点があります。
1. フロントが、バンプするにしたがって、キャンバーが、変化してゆくのに対し、
リアは、構造上、常にほぼ変化しないので、前後のバランスを取りにくい。
2. 横から見たとき、前後方向の位置決めをする左右のロッドは、
( 写真では、アクスルにつながっている、縦に伸びている左右の黄色いロッド。 )
車体側にマウントされてる前方のほうが、( ノーマルでは)上にあります。
これは、ストロークしたとき、タイヤを、少しでも後ろ側に下げることにより、
段差を乗り越える時の衝撃を和らげることと、
ストロークしたときに、水平方向に近いところで動かすことにより、
リアアクスルの前後方向の動きを少なくするためです。 ( 相反しますが )
これにより、ロールすると、軸全体が、わずかに、逆位相となる。 ( 3 リンク 5リンク )
3. バネが受け持つのが、タイヤ、アクスル、デフのすべてになり、
バネ下重量が大きくなり、車輪の、路面追従性が、悪くなる、等です。
( まだあったかもかもしれませんが、今思いついたのはこれくらい。 )
これらにより、最近はあまり採用されませんが、
良いところも、ちゃんとあります。
1. 構造が単純で頑丈。 長い経験があるので、
どこが壊れるなどもほぼ解明されて、
完成されているため、トラブルが少ない。
ただし、意外と 「 しなり 」 はあり、
1G かけると、しなって、わずかにマイナスキャンバーになります。
また、事故でぶつけると、以外にあっさり曲がるので、注意してください。
目安は、リフトアップして、タイヤのトレッド左右のの溝から溝にメジャーを当てて、
前後を計測して大きく違えば交換です。
チェックは一番簡単です。
2. 対地キャンバーがほぼ一定のため、フロントをうまく設計すれば、
ハンドリングのバランスが良くなる。
3. 車高を変えても、トータルトー、キャンバーともに変化しない。
これ、最大の長所と思います。
つまり、レーシングカーならともかく、
市販車なら、車高の変化に鷹揚なこの形式は、
簡単なパーツを追加すれば、ほぼ、重心が下がったメリットだけを享受できます。
さすがに、サーキットでは、4独サスが有利ですが、
タイムを取るのでなければ、 全然OKです。
今、代表的なのは、ハイエースですが、このシャーシも、実によくできてます。
アライメント屋、設計者に感謝です。
セッティングの幅が広く、わりと、どのようにでも持って行けるので、
ありがたいです。
また、フォードのマスタングもこれですが、職業柄、よく乗りますが、
本当に、素晴らしい・・・・ ( 喜 )
単純ですが、乗ってみると、全然不足感じません。
Youtubu 上では、 M3とサーキットで 互角に走っていました。
そういえば、1つ前のマスタング、初めて見たのは、平行屋さんでしたが、
これがなんと、 「 5速マニュアル 」
いやー、危なかった・・・・ ( 汗 )
なにが ? 5分くらい、動けず、もう少しでマジで買ってしまいそうでした・・・・・・。
大好きな、大排気、マニュアルで、あのカッコ・・・・・・・。
現行カマロといい、最近のアメ車、 「 解ってますなあ・・・・・・ 」