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F40 リアサスです。  フェラーリって 面白くて、 288GTO 以前と 以後とで シャーシの考え方が
変わるようです。 
 
当然、以後のほうが、良くなってます。 フロントは、普通ですが、 リアが、 アームの組み合わせが、
独特で、 リアサスの、キャンバー変化が大きいのが特徴です。
 
最初、テスタロッサ系で、驚いたので、 これは、幅広の巨大エンジンがスペースを占領して、
アッパーアームが、行き場所を無くしたせいだろうと、思ったのですが・・・・。
 
後で、308 、 328 シリーズを見ても、 同じように作ってあるので、 これは  「 故意 」 にそうしてあるな。
とわかりました。
 
これなら、ロアアームの長さを工夫して、リアはストラットにしたほうが、 よっぽど良くなるんじゃないの ?
と思いましたが、 フェラーリは、 シビアなミッドシップマシンを、 
ユーザーが、当時の頼りないタイヤで、ストリート使用するのを考え、
徹底的にアンダーステアになるように作ってあるようです。
 
終始アンダーになるようにしておけば、曲がりきれなくなると、アクセルを戻せば、
フロントは内に入る・・・・ これなら 危なくない そう考えたと思います。
 
当然ノーマルでの話です。 車高かえると バランスかなり変わります。
 
根本的には変わりませんが、出来るだけ、アライメント屋は、手を打とうと考えます。
 
これが、自然な感じに変わるのは、288GTOより後のシャーシです。
ぐっとモダンになり、 360で、新世代シャーシとなり、完全に今風の考え方になります。
 
458となると、又独自の考えとなり、ヒ非常にユニークな、リアサスとなります。
初めて見たときは、各リンクの作動分担がわからず、大分悩みました。
(どの車にも似ていません、完全に独自の理論です。)
 
今でも、メリット、デメリット、完全には、わかっていません。 めちゃユニークです。
 
ところで、画像のF40ですが、下方向が、前側になります。
 
ドライブシャフトに前進角付いてるのわかります ?
ホイールベースを短くするためです。
 
( カウンタック LP400もそうです。 サイドブレーキが右の車はロングホイールベースになリます。 )
 
重量物を Z軸 に近ずけ、かつ、低くマウントし、ホイールベースを短く作ると、
小さなコーナーで、機敏に動けます。
 
ただ、そのシャーシに、ラグのある、ハイパワードッカンターボ組み合わせるとは、
さすがフェラーリ・・・・・・・。 
 
これは、腕に覚えのオーナーは、はまるでしょうねえ・・・・・・  笑。
 
初めて試運転したとき感じたのは、
 
 「 ワイルドだぜぇ 」 は 、 この車のためのセリフですなぁ ・・・ 。

 

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