ふじこを産み育ててくれた
大好きな母が
逝ってしまいました




NHKさんの2度に渡る放送と
読売テレビさんの 
すまたんZIPの放送後に倒れ
感想を聞くことなくそのままでした




余命宣告は受けていたものの
宣告期限から一ヶ月過ぎ
また一ヶ月、と経過して振り返るたび
もしかしたら奇跡が起きてるんじゃないか
このままずっと生きてくれるかもしれないという
薄くて淡い期待を
どうしても捨てきれずにいた

もうすぐいなくなりますよ、を
頭では理解していながら
心では受け入れることが全然出来なかった




力なく寝転んだままの母が
目を閉じたまま頷いたり
ふじこの名前や息子たちのことに
小さく反応したり

「お母さん」
そう声をかけ身体に触れると感じられる温もり
西脇から車を走らせれば
意識はなくとも病室にいる母に会うことができる
それらの全部が
まだ失いたくない、という私の思いを強くした





病院には毎日
通えるだけ通った
眠るのが怖かった

テレビ観た?私どうやった?お母さん!
その返事をどこかで待っていた
お母さんどう言うかな
綺麗にしてて偉いわねって褒めてくれるかな
そんな想像をしたりするくせに
父から電話が鳴るたび怖かった

失う
失いたくない、を
行ったり来たりし続けた日々やった




息を引き取る前日
意識はないままやのに 涙を流す母を見て

お母さんもういいよ

ふじこは初めてそう言って
母の伸びた髪を撫でた

どんな姿でも存在していて欲しい、と
これ以上もう苦しまないで欲しい、の戦いが
自然に終わった瞬間やったと思う 

家族に迷惑をかけずに逝きたいという
母の望み通り
明け方ひっそりと一人で
誰にも迷惑をかけることなく母は
母らしい最期を迎えた




私にとっての宝物は
母に育てられた私
宝物を自分で見つけられる人に育てられた私自身
母からもらった数えきれないくらいの
深い、たくさんの愛を
ふじこはふじこの中に
嫌っちゅーほど感じている
感じられるふじこに育ててもらったもんね

だから
最期のお別れはしないと決めた




お母さんまたね
また会おうね お母さん

ありがとう。













今回のことでお仕事のキャンセル等
ご迷惑をお掛けしたお客様関係者の皆様
本当に申し訳ありませんでした。

逝去に際し、御心を寄せて下さり
温かいお言葉をいただきました皆様
本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

また、つつむで喜んでいただけますよう
精一杯頑張っていきますので
どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。