ふじこの暮らす町の夏祭り
今年度子供会の役員をしている私は
大量のフランクフルトをボイルしてから
2台のホットプレートを使って
汗だくでひたすら焼き続けるという係に
事前に準備していた
子供会が発行するチケットは
年々
子供会会員の数を大幅に超えて必要となり
後から後から
足らない子続出という不思議な現象が起きる
なんでや?
町に暮らす子供が減り
田舎を出て都会で暮らす孫たちが
お盆で帰省してくる
その人数が年々増えているということ
そう
夕方涼しくなって
ワンコの散歩に出かけても
人っこ1人見かけない
子供の声もしなければ
自転車すら走ってない
こんな素晴らしい環境やのにな
チャリンコ走り放題やのにな
かくれんぼしたら全然見つからへんのにな
お嫁に来たときはそりゃあ
神戸が恋しくて帰りたくて
仕方がなかった
やのに
この川に飛ぶ蛍や
この夕焼けの後に輝く
いくつもの星や月の美しさ
ここにしかない素晴らしいもの
それらが不思議と思い浮かんで
入院中の
私の心は
西脇に帰ろう
そう 言っていた
縁あって来た西脇
大自然と近所の人たちの力を借りてこそできた
息子たちの育児
もうここは
私だけの関わりじゃない
ここで生きた時間
ここで生きるこれからを大切にしよう
彼らの故郷を
私も愛していく
そう決めたんじゃなく
もう決まってた
決まってたことを
自然にするだけのこと
周りの人たちと
ふじこと
みんなで
しあわせになる
それもきっと
決まってたことやねん