今日のふじこ

ここから 篠山市立杭まで車で15分ほど

子供の頃に訪れた陶芸の町は 思い出の中では とても遠く

そして自然豊かなアートの町・・・だったはずなのに  近い!近い!近所!

しかも景色も 藤井酒販近辺と大差はありません・・・


そんなご近所 立杭に 高校時代の友人が窯を開いて頑張っています

生粋のサッカー少年だったはずの彼が(しかも芦屋ボーイ) なぜだか 陶芸家に

プロの選手を目指し、強豪校で練習に励み、よく将来の自分を想像してか

私にサインをプレゼントしてくれたものです。ちょっとしつこいくらいに・・・あせる


初めて彼の作品を手に取ったときは 不思議なほど ほっこりと暖かく

そしてなんだか懐かしく 香りもなければ 音も出ない器を ただじっと

私は見つめていたのでした 半笑いで


私の手のひらにしっくりなじんだ器ちゃんたちは

藤井酒販に引き取られ 日本酒や焼酎と共に 静かに並んで暮らします

そして いつか どこかの食卓でお気に入りの焼酎を注がれたり 手料理を盛られて

誰かの日常を彩るのです


私は すでに在るモノを 届ける仕事をしているから

無いモノを造りだす 生み出す仕事をしている友人を 本当に尊敬していますキラキラ


器のおしりに刻まれたサインが 昔からあまり進歩していないのが

ちょっと 残念ですけれど