ロングライフ住宅という言葉を聞いたことはありますか?

 

ロングライフ住宅とは、建物の耐久性があり、長寿命な住宅のことを言います。

 

先日の記事「断熱材は家の守り神」でも書きましたが、日本の住宅寿命の平均は欧米に比べて圧倒的に短いと言われ、築年数が経てば経つほど価値が下がり、資産にならないと考えられていました。

 

一方、欧米では築年数にあまり重きを置いておらず、特にイギリスでは築年数の古いものほど価値が高くなる、といった日本とは全く逆の考え方があるようです。

 

寿命を延ばし、長く住み続けられる家とは、どんなものなのでしょうか。

 

 

丈夫で高性能な家


何十年という長期間にわたって住み続けるには、まず建物の耐久性が求められます。

 

地震の多い日本では高い耐震性や、台風や火事などの災害から家と住む人の命を守る構造の強さが重要です。

 

また、外の暑さや寒さの影響を抑え家の中の温度を保つ断熱性や気密性は、快適な暮らしをする上で欠かせず、冷暖房を最小限にすることで省エネルギーにもつながります。

 


維持管理しやすい家

 

時が経つにつれ、家族構成やライフスタイルは変わっていくものです。

 

そうした変化にも柔軟に対応できる間取りや、将来的にリノベーションしやすい造りにしておくと、家の寿命の長期化につながります。

 

また、建物を長く維持していくためには欠かせないメンテナンス。

 

塗り壁や木、石など自然由来の建材は、職人の高い技術が必要ですが、一度しっかりと作れば長持ちし、メンテナンスの回数も少なくなります。

 

リノベーションしやすい家、メンテナンスしやすい家は、長い目で見たときのトータルコストを抑えることができます。

 


普遍的なデザイン


ファッションと同じように、住宅のデザインにも流行りがあり、その流行は移り変わっていきます。

 

斬新で人目を引くデザインに憧れを抱くことはあるかと思いますが、流行に乗っかって珍しいデザインにしてしまうと、何年後かには時代遅れとなってしまうかもしれません。

 

長く住みたいと思われる家とは、奇抜ではなく、何十年の時を経ても飽きが来ない、普遍的なデザインの家ではないでしょうか。

 

また、建物だけでなく家の周辺の環境や街の風景についても考え、風や光や緑を家の中に取り入れながら、豊かさやゆとりを感じられる空間デザインすることも、長く愛される家にとって大切だと思います。

 

 

 

 

丈夫で長持ちする家は資産価値も長く保つことができ、時代が経っても愛される家であれば、
50年、100年と時代を超えて住むことができます。


愛着を持って大切に暮らした自分の家を、いつの日か子や孫に受け継いで長く住み続けられるというのは、とても幸せなことですよね ラブラブ


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