敏感と繊細 | 明治神宮前 あなただけのスペシャルジュエリーを。

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極上の天然石があなたをお待ちしております。

 藤衣です。

 

広島に来ています。

朝の移動はほぼ始発の電車で移動していたんだけど、なんとなく不穏な空気が・・・。

 

と思ったらバタッと男の子が倒れた。

「ええ???」って思ったけど周りの子達が「おいおい大丈夫か?」って連れて出て、

その後盛大にホームでやらかしていました。

 

そうか。終電よりリスクがあるのかもしれない・・・。なんてことをぼんやり思った朝でした。→これはのちの話に続く。

 

さてさて、前から書きたいなあって思ったお題があったんですが、それとリンクするようなことをお客様からご質問いただいたのでブログ記事にしてみようと思います。

 

それは「繊細と敏感と過敏について。」です。

 

これはあくまでも私の私見ですので、一般論とちょっとずれているかもしれません。

でも私はそう思って生きてきたというお話で、石のお見立ての際や、お客様に対してメッセージをお届けする際にもこうした私見を使っています。

なので人によっては「何かちがう」って思われるかもしれません。

それはそう、敏感だった子供が野太くなるノンフィクションなので。

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私は子供の頃、過敏な子供でした。

冒頭のような出来事(電車で若者倒れる事件)に対面したら何週間も何年も引っ張っていました。

 

汚いものを見るのが辛い。

 

美しい世界・・・私が見える世界の誰もが幸せであって欲しいと願う気持ちが強すぎた。ファンタジーの世界で生きたかった。

 

小学校の帰り道、リヤカーにたくさんの荷物を積んで腰を曲げながら引いていたおじいさんを見たことがあります。

 

なんて辛いんだろう。

なんて悲しいんだろう。

神様っていないのだろうか。

寒い日に(札幌だから雪も降ってる)外でこんなことをしなくてはいけないなんて。

あのあとあのおじいさんはどこへ行ったのだろう?

 

私は家に戻ってただただ泣いていました。

悲しくて悲しくて。

 

毎日おじいさんの様子を思い出してはさめざめと泣き続けていた私を見て、母は言いました。

「そのおじいさんがどういう境遇か分からないのに勝手にストーリーを作り上げて憐れむなんて失礼だわ」と。

 

そりゃそう。

 

でも仕方なかったんです。悲しかったから。何に反応したのか分からないんだけれど。

 

そんなわけで子供時代の私って極度にネガティブ(勝手に )なことに対しての耐性がなくて、いつまでもいつまでもそのメンタルを引っ張るという厄介な子供でした。

 

とても過敏な子。周りの大人にとっては扱いにくくてしんどかったと思う。

 

とにかく外的状況に過剰反応するので、環境によってメンタルがブレブレ。

夏休みが終わる頃になるとまた泣き暮らす。家は守られている聖域であり学校はカオスだったから。

 

すんごい辛かったです。だいたい4月が一番の鬼門。

環境が変わる4月が苦手・・・というのは実は40代になってもまだほんのり続いていました。(子供が学生の頃まで)。

 

そして基本は敏感(これが高じて過敏になる)ですから、小学校くらいまで周りの人たちの思っていることがわかってしまうのがこれまた辛かった。

 

「あの時先生に言われた一言でAちゃんがぐさっと来ていた」

「あれは絶対BちゃんにとってはNGワードだった」

「あの子はあのグループで近々仲間はずれにされそうだなあ・・」

「平気な顔しているけどCくん、そろそろ限界かもな」

 

とかなんとか。子供って剥き出しだから。

その剥き出しのいろんな思いに全部反応していたという感じだろうか。


あちこちに気が回りすぎて疲れちゃって、学校にいくのも辛くなって3年〜4年生は不登校でしたね。

 

というわけで過敏な子供だった私はすっごく苦しんだのです。

 

ただ、中学になる頃には少し楽になっていました。

周りの大人度が上がったこともあるし、生きにくいからこそ鍛錬と訓練で生きやすい方法を模索してきました。

そこで活躍してきたのが「繊細さ」という質です。

 

繊細さは微に入り細に入り自分のことを見つめるのに役に立ちます。

心地よさや居心地の悪さ。

どういう時に辛くてどういうときに快適なのか?

何に傷ついて何に安心感を覚えるのか。

何が快でなにが不快なのか。

 

自分のめちゃくちゃ細かい心の襞を覗き込んで検証するために繊細さを使ってきたのですね。

 

何十年…

現実で( 外側で)起きたことに傷ついたり悩んだりした時に繊細さを駆使して検証するということを繰り返してきました。

傷口に塩を塗るみたいなことになりますよ。でも目を逸らさずしっかり見つめる。

 

結果、誰よりも自分のことを理解して、自分の取扱説明書が分厚くなってきた感じです。

 

過敏で生きにくい子供だった私が自分のことをうまく扱えるようになったのは、自分の繊細さという武器ゆえだったように思います。

 

繊細さのお話はなんとなくここまでで理解してもらえたでしょうか?


プラスで、あるお客様に「君臨する」というワードと「繊細さ」というワードを並列でお伝えしたことがあって、その矛盾がどうしても理解できないというメッセージをいただきました。

それについて書きたい。

 

私がここでお伝えしている「君臨」とは、誰かの上に立って支配するという意味(大きな意味では含みますが)ではなくて、自分が自分に君臨するということです。

 

外側に対して反応してしまう自分。

外の世界に傷ついたり、左右されてしまって自分自身を見失ってしまったり。

 

そういうことはよく起きることだと思います。

 

でも、自分自身を見つめて自分の軸をしっかりと育てたなら、まずは自分という人間が自分を支配できるようになります。

これは決して自分の心を殺す、不感症になるという意味ではありません。

 

むしろ逆で、外側で何が起きようとも、内側の自分はいつだって寛いでいるといった感覚であり、心はとても自由。

なぜなら何を感じても私が私に君臨できるから怖くない。

 

自分自身が自分のことを支配できるようになる。

 

それは自分という人間を外側に明け渡すことなく、自分で主導権を握ることとも言えます。

 

私は昔、「人から傷つけられるような振る舞いを受けたとしても、それに傷つくかどうか?は自分で決めるのだ」とある人から教わったことがあります。

 

当時30代だった私はその意味がよくわかりませんでした。

傷つけられたら傷つくでしょ。と思っていた。

 

でも今ならわかります。

何が起きても自分の内側に傷としてそれを受け入れるかどうか?は自分次第。

そういう意味で「君臨」という言葉を使っています。

 

それは頑固さとも違うと思っていて、頑固というのは外側に対してぐっと開かない状態。内側を開かない状態。

君臨するというのは外に対していつだってオープンになれる。なぜならば自分に対しいつだって自分が主導権を握っているから、何が起きたって自分がブレずに現実をそのままの状態で受け止めて、どうするかを冷静に決めることができる状態だと定義しています。

 

ようするに私の中に2人人格がいると仮定して、外側で起きたことに反応してしまってよろよろしてしまう自分と、ぐっと肩を掴んで「大丈夫」「で、どうする?」「どうしたい?」という自分がいる感じ。

 

2人目が自分に対して君臨しているという状態かなと。

 

例えば価値観なんかも他人に明け渡さない。

誰に何を言われるか?よりも自分がどう思うのかを問う。

 

で、その君臨には自分自身を冷静に見つめる繊細さがあって初めて成立する気がしています。

 

繊細さというのはすごく感じやすい質です。あちこちに気づいてしまう。痛い事もたくさんあります。

感じやすいということはそれだけ感度が高いということであり、鈍感でいられる質とは違った長所があると思います。

 

鈍感さが持つ強みと繊細さが持つ強み。

全く別のものだけど、繊細さも強さをもたらしてくれるものだと信じています。

 

繊細だからこそ気づくこと。

繊細だからこそわかること。

 

それを自分の取説として積み上げた時、「わたし」という人間が一番快適で寛いだ状態が理解できるようになる。

誰かに何かを言われても、それに即反応して傷つくというパターンから脱却して、「言われた。ではどうしましょうか?」と問う。

それは過去のデータに対して細やかに向き合ってきた結果や、自分自身がどう思っているかのセンサーが発動して初めてできることなんじゃないだろうか。

 

なので「君臨」と「繊細」って決して正反対のことでも相容れないことでもないと思っています。

 

もちろん、生まれ持っての君主的な質の人はこんな面倒なプロセスを必要としないかもしれない。

でも繊細さを持ってしまっている人たちが「繊細さをなくす」というのってちょっと違う気がしていて。

繊細ゆえに辛いから封印してしまうのって何かに蓋をしているだけだと思うのです。

 

細やかな気づきを忘れないことで・無視しないことで成しうる何かは絶対にあると思っていて、細やかに自分のお世話する感じかな。


お伝えしたかったのは繊細さは一つの才能だと捉えたらいいかも,っていうことと自分に君臨するためにその質を使って欲しいということです。


伝わったかなあ、N様❤️

 

 

ずらりと並べて皆様にお見せするのが楽しみです✨

 

石全部見せ展示会

3月18〜21日

当日は予約制です。2時間ごとの枠を設定しておりますので、その時間内にお好きに出入りしていただければと思います。 

 

私は4日間在店しておりますのでいろいろなお話を必要であればさせていただきますし、もちろんお見立てもさせていただくことも可能です。

 

 春めいてきた3月、お散歩がてら神宮前に遊びに来てくださいね。 ご予約フォームはこちらです。 皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

 

右矢印右矢印右矢印お申し込みフォームはこちらから。

 

 

 

 

 

※お申し込みの際に多くご質問いただくのは「日程が確定できなくてどうしたらいいか?」ということですが割と勢いよくお申し込みをいただいております。

まずは一枠確保していただけたらなと思います。変更は可能ですのでお早めにどうぞ。

 

 

 

 

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