藤鯛です。

3件目になります。

この頃は「男/女は楽でいいよね!」という声をよく聞きます。

男は生理もないし女特有の面倒な人間関係ないから良い!とか、女は何かにつけて優先されるし甘やかされてる!とか…。

本当に多いです。


で、私の周りでは女性陣による「男は楽でいいよね!」や「男が羨ましい!」というような声がとても多かったように感じます。とにもかくにも、「男はイージーモード」だと言いたいのでしょうが、ちょっと、一男性として個人的にモヤッとする所があるのでこのタイトルにしました。


内容のほとんどが私の感想になるので、ちゃんとデータに基づいた分析とかが見たい方はnoteとかにそんな記事がいっぱいあると思うのでそちらを見てください。


  ​いい所しか見えてなくない?


私がよく聞くのは、「面倒くさい人間関係がない」ですね。

ある知人の女子によれば、「女同士の噂や悪口、嫉妬や仲間はずれみたいな面倒くさい人間関係がなくて、男は喧嘩してもすぐ仲直りするし、気楽で羨ましい」

だそうです。

確かに、悪口や仲間はずれみたいなのは世間のイメージ的にも女子の面倒くさい一面というふうに扱われていますし、男性に対してそういうイメージを持たないというのも分からなくもないですが…


噂、悪口、嫉妬、仲間はずれ。


普通に男にもあります。


というか結構な割合であります。


友達に彼女ができたらものすごく妬む人がいたり、女子とよく話す男子が女好きだの変態だの言われたり。

自分より勉強の成績が良いのが妬ましくて許せなかったり。

このような嫉妬が仲間はずれなどのいじめを生むことにも繋がりますし、そこは女子と変わりません。

多分、その女子にはそれが見えていないんだと思います。


もちろん、逆も然りです。


たとえば、「女は何においても優遇されてて良いよな」というのもそうです。

槍玉に挙げられやすいのは女性専用車両ですね。

これは彼女達を守るために必要だから用意されているのですが、そこが見えていない男性の方も割と多く見かけます。

(明らかにズレてると思われるような対女性制度も中にはあることは私も感じていますが…)


自分がいいなと思うところしか見えてない感じがするのも私の周りの女性たちの話を聞いて思ったところですね。(もちろん男性にも言えることですが、あくまで私の周りではそのような女性を多く見かけたというだけです)


  隣の芝生はめっちゃ青い


どうしても異性というのは体の形から考え方までまるっきり違うので、違う生き物に見えてしまうこともありますし、そうした自分と違う側の属性が、生まれつきの得があるように見えてしまうというのも無理はないのかもしれません。

正直なところ私も、色々な理由で女性を羨ましく思ったことが何度もあります。


それで色々考えてみたんですが、男性と女性のどちらがイージーモードか、という性別の話よりも、

「生まれた家・環境による」という話なのかなと思いました。


私からみて、私よりもお金を持ってて、私よりも人間関係に苦労してない人は男女問わずたくさんいますし、私よりも家族や友達に恵まれず生きづらさを抱えている方もいます。

そして、大概、自分より下の(と当人が見なした)人達の生活苦というのは、目に入りにくいです。


あとは、異性ということで同性間よりも自分とは違うという認識を強く持ちやすいというのもあるかもしれませんが、自分が苦労していることについて、異性が特に苦しんでいる様子がないことの理由を、「その人が自分と違って男/女だから」というところに落とし込んで自分を無理やり納得させているだけなのかなと思いました。


結局のところ、男女とも自分より恵まれた異性と自分とを比べてるだけという風に感じています。

自分より恵まれた異性しか見えてない人には、男性には男性の、女性には女性の苦労があるということに目を向ける余裕が無いんだと思います。


これぞ正しく、「隣の芝生は青い」なのではないでしょうか。