司馬遼太郎が「義経」を書いているのを、
古本屋さんで初めて知りました。
義経の生涯はあらかた聞きかじっているので、
この先どうなるか?
という面白さとは別に、
こうやって表現するのか!!
という感動の嵐です。
読み進めながらその文章にため息が出てしまいます。
マーカー引いたら半分以上色がついてしまいそう。
源義経大好きですが、常盤御前もとても興味をそそられる存在です。
清盛は常盤御前を前にして、彼女の息子であり、敵方の源氏の嫡流である今若、乙若、牛若に、温情をあたえてしまった。
彼らを殺さなかったこと、
それが平家の運のつき。
牛若、のちの義経によって平家は壇之浦で滅びてしまうことになるのですから。
清盛が常盤御前を許してしまったのは、彼女に魅力があったからだという推測が一般的です。
ちなみに常磐は、京の宮廷の婚礼の際に行われたミスコンみたいなイベントで1000人のなかからグランプリに選ばれた女性なんですね。
並外れた美人であったはずです。
女としては、常盤御前がどんな女性だったのか、想像するのはとてもたのしいのです。
話がそれましたが、もちろん義経も大好きです。
戦の天才といわれた義経を司馬遼太郎がどんな風に書いているのか、ワクワクして読んでいます。