友がブログに書いていた。
「梅雨空みたいにどんよりとした心に風を通してきます」と。

私もけっこう長期戦で梅雨空が続いている。

朝起きると、このどんより感が半端ない。
汗をびっしょりかいていて、悪夢にうなされて起きる感覚。

だからできることなら、
朝の1時間ぐらいは誰にも話しかけてほしくない(笑)

この性格とずっと長い間付き合ってきた。
学校に行くのも苦手で、無理やりみんなにあわせている感じ。
ホントの自分を見せるとドン引きされる気がして、
ず~っと“おもろいキャラ”を演じて生きてきた。
だから私のことを明るくて元気でおもしろい人、
と思ってくれている人が多い。

去年の5月も、自分の内の梅雨空が続いていて、
思い切ってひとりで小樽・札幌に旅に出てみた。
行きたかったというより、奮い立たせた感じ。

小樽の堺町通りのカフェでひとり、あんみつを食べていたとき、
久しぶりの友だちからメールがあった。
「いま、ひとり小樽」
と返信したら、
「思いっきり開いておいで」
とメールが返ってきた。

私はなんだか彼女はすべてお見通しなのかも、という気がして、
梅雨空に一筋の光が差した気がした。

翌朝ホテルで目覚めると、今度は心友から電話。
わーっと泣いたらまた、梅雨空に光が差し込んだ。

長期戦の梅雨が続くこの夏も
友のメールや電話に何度救われたかしれない。

「この際もう、その性格と付き合っていくしかないねん」

友が言ってくれたこのひと言にも妙に納得した。

嫌で嫌で仕方がないこの性格とは切っても切れないご縁、とでもいおうか。
ならば、腹をくくって付き合っていくしかないのだと、今更ながらの納得。

私の梅雨は年中、ふいにやってきて、しかもけっこう豪雨だったり、
どんよりだったりが長いものだから、時々気がおかしくなりそうなったり、
心を閉ざして暗い淵に落ちてしまいそうにもなるけれど、
こんな私に付き合ってくれる人がいる。

それはとても幸せなこと。

人のやさしさに背を向けて内にばかり籠もっていたら、
自分だけでなく大切な何かも無くしてしまうかもしれない。

長雨は続いても、枯れない植物に、私もなりたい。

たとえひょろひょろで弱っちくても、
友の言葉を心を大切にできる人でありたい。

2014年6月25日、あんこブツブツ…(笑)