このシリーズについての説明は、

(1)を参照されたし。

 

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華奢さと気高さがほしかった

 

「すぐれた人間をなみの人間から区別するのは、すぐれた人間は自分に多くを求めるのに対し、なみの人間は、自分になにも求めず、自己のあり方にうぬぼれている点だ」「なにか卓越したものに奉仕するように生をつくりあげるのでなければ、かれにとって生は味気ないのである」

オルテガの言葉。表面的にしか知らないため齟齬があるかもしれないが、これは本当に今の私が目指す生き方にも似ている
「生を味気な」くさせないために私が選んだ「何か卓越したもの」は痩せ姫だし、それに「奉仕するように生をつくりあげ」る生き方だ。
これが「高貴さ」に繋がるのだと説いていた。身分制度もなくなり高貴さとは、ってなってる今の時代に、それで高貴さを手に入れられること、姫と名づけられたところにも通じるところがあるだろう。
そして多分、これに一番近い、かの有名な破壊力のある小説の台詞が「向上心のないやつは馬鹿だ」ではないか。国語の授業で出会った作品のトップ3に入る。向上心を持ち続けたい、もっと上へ上へ高みへと自分を引き上げられるなら。
ちなみにトップ3は、こころ、山月記に後ひとつ何を選ぼうか
 

ああもう一歩も動けないよ疲れきったよって状況にならない限り足を止めたくないしもちろん休みたくない

綺麗すぎる紫陽花に癒された
この高校にいて、頭のいい大学に行けるのか心配でたまらなくなる
このまま流されて附属の大学に行きたくはない。頭が良くなりたい。誰よりもずっとずっと
内申を悪くしたくないから、結構本気で期末に向けて勉強するのはさして苦でもないが、遅刻欠席欠課は最低限に留めたい気持ちと体の重さがバランスをとりきれてない
あー本当に無理だ。勉強ができないストレスを食べないで運動して得られる達成感にすり替えようとしている
本を読んでいてもイライラする
 

汚い言葉と汚い気持ちを全て流していきたい。もうこんなもの抱えていきたくない。口から出る言葉はせめてきれいなものだったらいい。
治療をするにはね、勇気が必要なんだろうけど、治療をせずに生きていくって決めるのも、勇気が必要だと思う。なにかを決める時点でそれは勇気が必要になって、その勇気をどんなものにするかは自分次第だよね


ピュアな自分の意見などあるはずがない、周囲によってなにかしらの影響を受け続けているという話をされて、私と私でないものの境は?となったし、その境を明瞭に定められたらと思った
これ話した倫理の先生が、くだらない雑誌とか見て痩せればかわいくなるとか思ったら大間違いですよ、と以前言われたことを思い出して、ふふっと思ってもしまった。古典の儚い美人の描写からも綺麗な絵画からも立派な単行本からも、私は影響を受けてる
自分と周りとの境界線は自分で定めていきたいし、明確にしていきたい

 

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哲学にも文学にも美術にも通じていた彼女。

現代のイラストレーターが描いた

「昭和のタピオカの広告」という画像付きツイートを、

RTしたりもしていた。

大正から昭和戦前にかけての画家・高畠華宵っぽい作風で、

女学生がタピオカを飲む姿を絵にしたものだ。

「タピオカへの好みはさておき、このセンスの良さ」

というのが、彼女の感想。

そんな彼女のセンスもまた、素敵だと感じたものだ。

 

彼女は一度も自撮り的な投稿をしなかったはずだが、

華宵や竹久夢二、蕗谷虹児、中原淳一といった画家が描く、

浪漫ちっくな美少女だったのかもしれない。