畠山愛理の「アナザースカイ」がなかなかよかったので、
ちょっとメモ。
彼女が選んだ場所は、ロシア・サンクトペテルブルク。
新体操のフェアリージャパンとして活動した7年間のうち、
半分にあたる、トータル3年半をすごした思い出の地だ。
練習場と宿泊施設がつながっていて、
その部屋も再訪。
4人の相部屋で、ベッドも小さく、洗濯機もない。
洗濯モノは、クローゼットの戸を開いて、そこに干していた。
ここでMCの今田耕司が、
「可愛い刑務所みたいな感じや」
この表現が秀逸で、記事タイトルにも使ってみたのだが、
そのあとの彼女の発言も、厳しい生活を物語っていた。
「最初はそうとうつらかったです、本当。
メンバーとすらもまだうちとけてない状態で、
環境も変わって、練習量もすごくて、親元も離れて、一気に。
私はトイレでけっこうずっと泣いてましたね。
団体なので、みんなの前で泣くことって、
チームにとってはよくないことなので、
あそこ(トイレ)がもう、私の部屋みたいな」
さらに、街へ出た彼女は、
現役時代に堪能できなかったロシア料理の店へ。
「日本よりもカロリーが高いものばっかりなんで
新体操選手にとっては、
体重コントロールとかがきつい国ではありました」
高級そうでオシャレな店で、ビーフストロガノフを食リポ。
ほかに、ライバル(?)から言われたという、
こんな中傷も印象的だった。
「フェアリーに入ったから、何が偉いの」
彼女に限らず、美を競うアスリートは、
さまざまな意味で「可愛い刑務所」というべき場所に、
自らを追い込むのだろう。
新体操のフェアリーではなく、
痩せ姫として生きる人にも通じることかもしれない。
そういえば、ロシアの養成機関が紹介され、
新体操の練習に励む子供たちがそこには大勢いたが、
このなかにも必ず、痩せ姫になる子がいる。
ちなみに、畠山は7年間すべての試合に出場したという。
日々の努力もさることながら、
強い体とメンタルの持ち主でもあるのだと思う。