えー、今日は写真が無いのだ。しびましぇーん。
僕は通勤に、電車とバスを使っている。
その日僕は、体調が悪く午前中で早退して帰る時のことだった。
電車はもう出る寸前だった。ほぼ満席で、すでに立っている乗客も居た。
でも空いているシートが二つあった。
一つは、おばぁちゃんが掛けていて、大量の荷物をシートに座らせていた。
なのでそこはあきらめた。とにかく気分が悪く、一秒でも早く座りたかった。
もう一つの空きシートは、四人掛けのシートに有った。
そこには外国人の女性二人が窓側に、すでに向い合せに座っていた。
その通路側には、中年の男が座っていたが、少なくない荷物を膝に乗せている。
僕なら棚に置くくらいの荷物の量だ。
そしてその男は、ビニール傘を、その向かい側の空いているシートに立てかけていた。
それで、その男に「これ、あなたの傘ですか?」と聞いた。彼は明らかに不愉快そうな顔をした。
一瞬、引きずりおろして、ボコボコにしたい気持ちが沸き起こる。
でも体調不良の僕は、重ねて「ここ空いてます? 座ってもいいですか?」と畳み掛けた。
奴は「どうぞ」と言って、傘をどけた。だが、その表情は、「なんでここに座るんだよー!」みたいに、しかめ面をしていた。
僕の血圧が急上昇する。元気な時なら多分大声で絡んだだろう。
だけど何しろ気分が悪いので、そのまま座った。
ま、普通なら、この話はこれで終わるのだが、その続きがあった。
奴は、いきなり、斜め向かいの外国人女性に向かって、英語で話しかけて、
会話を始めたのだ。・・・あれは、でも、「会話」ではなかった。・・・
私は目を閉じていたのだが、あまりにも雑でブロークンな英語だったので、
目を開けて奴を見た。
その二人の女性は、オーストラリアからの旅行客だった。
「オーストラリアから観光に来ました」と言っているのに、
奴は、「ヨーロッパからですか。僕はスイスにしか行ったことがありません」と
まー、聞き苦しいブロークンな英語で言った。
Australia と Austria の違いが聞き取れない男。
彼女は「No. we are from Australia !!」と言った。
奴は適当にごまかして、「僕はオーストラリアの首都がどこかを知っています」と続けた。
「お前、中学生か」と、僕は心の中でつぶやいた。
せっかく彼女たちが、観光で日本に来ている、と言ってくれているのだから、
日本のどこが気に入りましたか? とか、これからどこに行くのですか?
と、相手の言葉に乗って行くのが会話だ。
奴は、一方的に、自分のことばかり話し続けている。
彼女達は、辟易した顔で、外の景色を見たりしているが、奴は、そんなことはお構いなしに、
自分のことばかり話し続けている。
僕は、もう、聴くのをやめて頭を休みにした。
駅で僕が降りる頃にも、奴は、自分のことばかり話し続けていた。
明らかに、彼女たちは、被害者だった。
あぁ、可愛そうに。
そんなある日の、電車での出来事だった。
あ、今日、4/30 月 は、満月です。
5/2 は 夏も近づく 「八十八夜」です。
5/5 は 子供の日であり、「立夏」です。
つまり、暦の上では、夏に突入です。
あぁ。