今日は朝から雨模様の阿蘇です。
まだ10月上旬というのに、まるで晩秋の雨のようです。
草原のすすきも、萩も、コスモスも、みんなこの冷たい雨に
打たれてこうべを垂れたその先に、透明のしずく。
あぁー、秋です。
突然ですが・・・「豊かさ」ってなんでしょうね。
お金が有り余るほど有っても、まだお金儲けをしようとする強欲な
人たちがいます。
それも、パソコンを何台も駆使して朝から晩まで、世界中のマネー(通貨)の
動きを監視して、億単位の金額でドルを売ったり円を買ったり。
これを世間では、マネーゲームと称しています。ゲームですよ、ゲーム。
そのゲームが、世界中の経済がおかしくしています。
もちろん、彼らはそれをビジネスとして、合法的に「仕事」をしている訳なんですが・・・。
また、今、貧富の格差が広がる全米各地で、抗議デモが繰り広げられています。
大学を出てちゃんとした定職に着けるのは、ごく一部の学生で、大半の若者が、
定職に着けずフリーターやアルバイトでしのいでいる。その原因は、一部の
富裕層が作り出している、というような内容の報道ですが・・・
ま、この辺は、それぞれに言い分があるでしょうし、ニュースを見た程度の
知識では、何とも言いようがありませんが、要するに、働きたくても働けず、
食うや食わずの生活をしている多くの人たちが、そういう社会に対して抗議をしている、
のだと思うのです。
ある程度のお金がないと、お付き合いもままなりませんよね。
貧乏極まりない生活では、食べるのに精いっぱいで、服装や言動にまで
神経は行き届きません。
これを唱えて・・・ 衣食足りて礼節を知る ・・・
「倉廩実ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る」
そうりんみちてすなわちれいせつをしり、いしょくたりてすなわちえいじよくをしる
・・・米蔵がいっぱいになると自ずと礼儀道徳に関心を持ち、わきまえるようになる。
衣食が十分に足りて生活が安定すれば、名誉とか恥辱というようなものをわきまえて
重んずるようになる・・・
また、孟子は・・・ 「恒産なくして恒心なし」・・・と唱えました。
阿蘇に来て、この雄大な自然は手に入りました。朝起きてから夜寝るまで、
お天道様と一緒の行動。鳥や虫の声を聴き、風の音に季節を知り、雨が降れば
雨を楽しみ、雲の流れを楽しむ。そういう毎日を幸せだと思うことはあっても、
それに飽きることはありません。
でもそういう自然の中での人間らしい生活と引き換えに、安定収入は手放しました。
おかげで、日銭を稼ぐ毎日です。
安定して食べて生けるだけの富と、この自然の中での人間らしい生活をする、
その両方を手に入れようとする僕が、欲張りなのでしょうか。
ともすれば、心が貧相になりがち。生活への不安がよぎり、心が落ち着きません。
「豊かさ」って何なんでしょうね。
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