今日の福岡は、昨日の雨は上がってましたが、回復はゆっくりでした。


気温は、寒の戻り、「花冷え」ですね。全国的にそうみたいですね。



福岡、渡辺通りの街路樹のけやきの木の新芽が、新緑になりつつあります。


昨日の雨も、それに拍車をかけたようです。


殺風景だった街並みに、新緑が芽吹き始めて、みずみずしい色が、


目立ち始めました。とても奇麗です。よ。。




ところで、先週末のことです。


福岡の方なら、お分かりだと思いますが、西鉄大牟田線の高宮駅。


ここから、用事でタクシーを利用しました。


夜の八時位だったと思います。


高宮通り側の、客待ちのタクシープールから乗りました。


車の上には、猫のオブジェのようなものが光っていたので、面白いものを乗せてる


車だなぁ、と思ったら、左側前のドアにこう書いてありました。


『吾輩は猫であるタクシー』・・・当然個人タクシーです。


ま、大して気にもせずに、乗り込みました。


すると、室内の天井に、妙なものが・・・。


小さなミラーボールが三個と、大きめの反射板が貼り付けてありました。


その瞬間の感想・・・「変なドライバーだ、乗らなきゃ良かった・・」


で、行き先を告げて走り出して、しばらくして・・・


僕は勇気を出して、と言うより、好奇心ですかね、聞きました。


「これ、ミラーボールですよね」


『ええ、そうですよ』・・そう答えが返って来た時には、もう、そのミラーボールは


光を放ちながら、室内には、光の粒が、ぐるぐる廻ってました。


その時の僕の感想・・・「変なタクシー、乗るんじゃなかった」


こうなりゃ、もうどうにでもなれぇ、ですよ。


「吾輩は猫であるタクシー、って書いてありましたよね」


『ええ、私、夏目漱石の信者なんです』


「・・・」 ・・・・・


この際、火に油をそそいじゃぇ。。。


「僕の座右の書は、「草枕」ですよ。それに尊敬の師は、夏目漱石先生ですよ」


『えーーーっ、そうなんですかぁ、じゃあ、冒頭の一節を言ってみてください』


「はぁ・・・。「山道を登りながらこう考えた。


 智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ。・・・」


このあたりからは、運転手さんとのユニゾンです。


『「とかくに人の世は住みにくい。・・・」』・・・切りがないので、書くのはこの辺までに。


覚えていて、それを即座に言える僕も、珍しいと言えば珍しい男ですが、


それを、タクシーの運転手さんと、ちらちらうるさく光るミラボールの


灯りの中で、ユニゾンで、すらすらと言っているのも、


世界中で、僕達ぐらいではないでしょうか。


この方、本当によくご存じでした。夏目漱石先生のこと。


本物のフリークでしたよ。


もっと話していたかったのですが、目的地に到着したので、降りましたが・・・。


実に、楽しく、愉快で、不思議な、体験でした。


福岡へおいでの節は、ぜひ一度、この、「吾輩は猫であるタクシー」を


体験してみて下さい。


ただし、少しだけ、夏目漱石先生の作品を読んでからがいいと思いますよ。





↓↓ 最近ランキング、落ちて行くばかりで、寂しい限りです。


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