先日、京都大学・再生医科学研究所の研究チームが、万能細胞を
つくることに成功したニュースが報道されました。
すごいことが現実味を帯びてきました。
先日、臓器移植のことを書きました。沢山のコメントを頂きました。
第二弾というほどのものでもありませんが、補足をして完結させる
つもりでいました。そこへこのニュースが飛び込んで来て、補足
しようとしていたことが、報道されて、驚き、桃の木、気になる木。
沢山のコメントの中に、ツミコさんという方から、とても貴重な意見を
頂きました。ツミコさんにもお願いして、そのコメントをそのまま引用させて
いただく許可をもらいました。下記です。
「「ツミコは国立大学病院の看護師ですが、ドナーカードは持っていません。
たとえ植物状態になってしまったとしても、ツミコにも、家族にとっても愛しいほどの臓器だと思ったからです。
実際に脳死になったときに、いくら本人が選択したとしても、事前に家族と話し合ってたとしても、
もしかして突然の交通事故だったら、それどころじゃないかもしれません。
1%でも可能性があるなら意識を回復して欲しい
と願うかもしれません。
実際にツミコの家族がその状況になってみたことがないので、ツミコは臓器を提供すると胸をはっていえません。
なので、ドナーカードを持つことをやめました。
ドナーカードを持つ人は、絶対に提供する意思を家族とよく話し合っておいてください。
たとえ自分の命だとしても、説明を受けるのは家族です。悩み、ジレンマに陥るかもしれません。
その時を想像して、これが最後の最後の私の意思なのよ、と必ず伝えておいてくださいね。
臓器を提供してくれる方がいないと、臓器移植で助かる人へ命を与えられません。
なので、制度があることも賛成です。
家族の意思も確認してドナーカードを持つことになっていることも賛成です。
死の定義を図る時には、倫理に基づいた考えができるか、そのことを考えられれば、どの個人の死の考えも、移
植学会の考えも、医療法の考えもどれも賛同できます。
ただ、「考えていく」ということをやめてはいけないと思います。
ツミコは特別室で勤務していたので、移植外科の患者を看させていただきました。
脳死移植も他の科でされています。
生体肝移植は、移植後も拒絶反応を抑えるために莫大なお金をかけて免疫抑制剤を一生飲み続けなければな
りません。
お金で命を買えるような気になってしまいました。
お金が払えないと、臓器移植やリンパ移植といった高度な医療も受けられません。
でも最後はかないません。
どんな医療もどんなに多額のお金も。
人は死ぬものです。
はっきりとその姿を見ました。
病院にかかるという時点で、死は操作されます。
人は死に向かっているのかもしれない。
でもどうか幸せを祈ることができますように。」」
↑↑ツミコさんのURL は こちらですよ。↓↓↓
http://kukko0729.blog115.fc2.com/
僕の考えの結論は、日本人の死生観からして、あるいは
日本人ならではの、感覚として、
自分の家族や親族が死に直面したときは、社会に貢献する
という道徳観念よりも、死生観が優先されて、臓器提供を躊躇する。
自分自身の考えと、家族の考えは、常に、乖離している。ということです。
もちろんどちらの考えも、正しいとか間違いとか、そういうことでは片付かないことです。
それだけに、とてもデリケートな難しい問題だと思います。
そこに、万能細胞のニュースですから。
これが、あるいはその解決策になるのではないでしょうか。
自分自身の皮膚の細胞から、万能細胞を作れば、拒絶反応も
ないまま、臓器が再生されるのですからね。
大いに期待しましょう。
でも、それが実現したとすると、人類はますます長寿となり、
あらゆる病気が克服されて、地球に人類が溢れて、食糧不足、
温暖化、・・・考えると、あまり明るい未来とも思えません。
この辺のことについても、いろいろ考えて記事にして
行きたいと考えていますよ。
