もうすぐ九州場所が始まります。


そこで、こんな都々逸(どどいつ)です。


 ☆相撲にゃ負けても


   下駄さえはけば


    カッタカッタと音がする☆ 作者不詳


また、ウィキぺディアで、都々逸を引くと


こんな楽しいものも見つけました。

こいに こがれて なくせみ よりも

なかぬ ほたるが みをこがす

聞いたことあります。


日本語の妙、匠を感じます。


学生時代、僕は理系なのですが、歌舞伎とかにも


興味を持っていました。


特に、十八番の劇場中継などがあると


貼りつくようにテレビを観ていました。(福岡には、当時歌舞伎はなかったのです)


その頃出会ったのが、「与話情浮名横櫛」・・よわなさけうきなのよこぐし


と読みます。お富と与三郎の有名な話です。


その中でも、さらに有名なのがこの「源氏店」(げんやだな、と読みます)


与三郎 「しがねぇ恋の情けが仇、命の綱の切れたのを、


どうとりとめてか木更津から、


めぐる月日も三とせ越し、


江戸の親にゃぁ勘当うけ、


よんどころなく鎌倉の


谷七郷(やつしちごう)は食いつめても


面に受けたる看板の、傷がもっけの幸い(セーエーと発音)


切られ与三(よさー)と異名をとり


押し借り(おしがり)ゆすりも習おうより


馴れた時代(じでぇ)の源氏店


その白化けか黒塀に、格子造りの囲い者


死んだと思ったお富たぁ、ナ、お釈迦様でも


気がつくめぇーーーー。


よくまぁおぬしゃぁ達者でいたなぁ。


おぅ、安、これじゃぁー、一分(いちぶ)じゃぁ


帰られ(けぇられ)めぇーーー。


と、こんな長いセリフなのですが、


この先、お富さんの台詞もあります。


僕は始めて聞いたときに、しびれました。


そして、図書館で本を探して、この台詞を


コピーして、100%全てを二日くらいで記憶しました。


僕の座右の書、尊敬の師は、「夏目漱石」です。


美文の文学、特に「草枕」は常に僕のそばにあります。


日本語の美しさ、表現の豊かさ、妙、匠を感じます。


「山路を登りながら、こう考えた。


知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。


意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。


住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。


どこへ越しても住みにくいと悟った時、


詩が生まれて、画がてきる。・・・・・」


これもどこか、五七調でしょ??


話をもどします。


なぜ簡単にこの長い台詞がすぅっと僕の頭の中に


入り込んで来たか、そして留まったかです。


それは、五七調だからだろうなと思うのです。


ずっと以前、某ナショナルさんの電気鉛筆削りが


「パナパーム」という名前で発売されて


深夜ラジオの番組などでCMを流していました。


そして、そのCMの募集があって僕は応募しました。


こんな感じです。


「どこへ行こうと思うがままよ


昨日札幌明日博多、足の向くまま気の向くままに


鉛筆削って知らん顔


削る鉛筆、パナパーム


握って差して、それだけの


楽しいこともこざんせん」


正確に覚えてはいませんが、


これが、ラジオで読まれた時は、


恥ずかしいのと、うれしいのと複雑でした。


でも、これで僕の五七調の世界は確立されました。


その後しばらくは、仕事に没頭、恋愛、結婚


など、せわしない日々の合間にも、短歌を


ちょこちょこ作っていたという訳です。


その短歌も、歴史的な、文学的な短歌ではなく


恋愛の短歌、もっと軽く、横書きの短歌


季語や決まりに捉われない現代短歌です。


 「わが胸の


  燃ゆる想ひに


  比ぶれぱ


  煙はうすし


  桜島山」 


作者を知りませんが、有名ですよ。


なんてのもありますよね。


昔から、短歌は、恋文として利用されてきましたね。


少し長くなりましたので、今日はここまでにします。


また、五七調や短歌のことについて、書きますね。



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