「貴方の1秒を売ってください。」
と言われたら、いくらと提示するだろうか。
就職活動の時、ある会社の面接官に
「1か月にお給料いくらほしいですか?」
と質問されたことがある。
控えめに伝えたほうが正解だと思い込んでいたから、
当たり障りのない平均賃金を提示した。
「そんなもんでいいんですか?」と言われ
それ以上突っ込まれることもなく面談はあっさり終わった。
のちに、不合格通知を手にして面接官の立場にたった時、しまった!と気が付いた。
お給料というわかりやすい数字を使って、自分の時間と自分自身の価値について考えさせ、
どのくらいの値段をつけるのかを見ていたのだと。
「そんなもんでいいですか?」という意味は、
「貴方の時間と価値はそんなに低いのですか?」ということだったのかもしれない。
あまりにも浅はか過ぎて恥ずかしかった。
たった1秒でも無駄にしない人は、自分の価値もわかっている。
そして、相手の1秒の重みも理解している。
さて、自分の貴重な1秒いくらで売りましょうか~~。