スタジオクロマキー、どう売っていくか? | スローライフでCMプロダクションinとっとり

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テレビCM専業のワンマンオペレーションプロダクション。
クロマキースタジオ、ロケ車、特殊効果編集、NA録音、完パケ製作。
趣味が仕事なのか、趣味を仕事にしているのか曖昧。好きなことやって金儲け。
そんな仕事的コラムはかなりマニアックだったり…

クロマキー合成、映画のようにシチュエーションがはっきりしていてカラーグレーディングもある程度極端な場合はクロマキー撮影時にライティングをベースに合わせて撮っておくと自然な合成ができる。

しかしCMの場合背景になじませる必然性は少ない。タレントがメッセージ性を持って出演するので浮いてて問題ない場合が多い。

特にローカルCMの場合予算の関係で背景にもあまりお金を掛けられないわけでグラフィックベースだったりありものの景色写真だったりするわけだ。

 

ローカルCMの場合、タレントの存在感は薄いとも言える。全国版のように有名な女優や歌手を起用することはまずない。

タレントと言ってもテレビのレポーターであったりイベントMCなどカメラを向けても喋れるという方がタレントとして扱われる。

では何のために知名度の低いローカルタレントを使う意味はあるのか…

ナレーションベースのモーショングラフィクスだけでは昔のテロップCMがちょっと進化しただけという感じだが、少なくともタレントが顔出ししてメッセージを喋ると説得力が増す。もちろんその喋りとともにテロップなどグラフィック処理も行う。

 

例えば深夜の天気予報でアナウンサーが出てこない天気予報がある。やはりクロマキーでも画面の横に立ってじゃべってくれる方が伝わってくるような気がする。人は人が喋っている顔があるとそれを見てしまう習性があるのだ。