仕事スタイルの難しさ | スローライフでCMプロダクションinとっとり

スローライフでCMプロダクションinとっとり

テレビCM専業のワンマンオペレーションプロダクション。
クロマキースタジオ、ロケ車、特殊効果編集、NA録音、完パケ製作。
趣味が仕事なのか、趣味を仕事にしているのか曖昧。好きなことやって金儲け。
そんな仕事的コラムはかなりマニアックだったり…

ウチは今のところほぼCM専業になっている。

数分程度の短いものならVPをやったりもするが少ない。

そんな中で多少大がかりな制作になると外部スタッフをお願いすることもあるのだが、たまにしか一緒にやらないと何かとやり方に行き違いが出たりする。

なんでかと考えてみると、周囲の映像スタッフは同じ映像制作と言えど分野が違うためである。

ドキュメント系の記録映像、テレビ番組制作、VP制作などがほとんど。

CM系の創作ものを手掛けている人が非常に少ない。

仕事の流れ、カメラワーク、照明や音声収録方法など大きく違うところも多い。

目的が違うとここまで違うのかと・・・^_^;

 

例えばドキュメント系では音声収録はオートでやっていたりする。

しかしオートだと喋ってない時ボリュームが勝手に上がってしまい喋りはじめるといきなり絞られるため変な揺らぎが出てしまう。

なのでCMでは基本マニュアル収録である。リミッター程度は入れるが・・・

とにかくリハーサルして本番収録して、プレイバックして、リテイクして・・・という繰り返し。素人さん出演の場合は5テイク10テイクなどは当たり前になってしまう。

しかしドキュメントではリハーサルも無ければリテイクなどあり得ない一発勝負なので失敗は許されない。

この違いは大きい。

なので分野違いのスタッフに来てもらっても勝手知ったる・・・といった感じて動いてもらうことができないのが歯痒い。

結局バイト君的に機材の移動など力仕事をやってもらう程度になってしまうのだ。

照明のセッティングでもお任せというわけにも((+_+))

 

とはいえ、自分もどっかで修業してきたわけでもなく大阪時代にいろいろ見てきたことをもとに独学でやっているだけなので正解なのかどうかは大いに疑問はある。

しかしこんなにも分野違いで仕事のやり方が違うのだとつくづく・・・

なので近年はほとんど一人でやっている^_^;