2013年前半終了 9周年目前 | スローライフでCMプロダクションinとっとり

スローライフでCMプロダクションinとっとり

テレビCM専業のワンマンオペレーションプロダクション。
クロマキースタジオ、ロケ車、特殊効果編集、NA録音、完パケ製作。
趣味が仕事なのか、趣味を仕事にしているのか曖昧。好きなことやって金儲け。
そんな仕事的コラムはかなりマニアックだったり…

人間、ダラダラ生きてるとあっという間に時が過ぎているのでいろいろと理由を付けて節目節目に変化を求めようとする。
細かく区切れば一日単位になるし大きくすれば1年単位、10年単位…

ちょっとマンネリ化?という感じも出てきた今日この頃だと思ったら今年の10月でエフジェイデザインも9周年を迎えることになる。

デジタル映像に取り組んでからとなると20代半ばからだから30年もコンピュータと映像で格闘していたわけだ。
その1/3を鳥取でやってきたことになる。未だに大阪弁は抜けないが…(笑)

さすがに9年を振り返ると長いわけで仕事としてはCMという部分でブレてはいないが取り組む分野はデジタル編集だけやっていた初期から比べるとスタジオ撮影・ロケ撮影、ナレーション録音、完パケ…とどんどん広がってきた。
それでも途中、番組をやっていたのを外せば売り上げはほぼ横ばいというのは仕事の数自体が減ってきているのと単価が下がっているということだ。
当初の編集だけやっていたら完全に右肩下がりになっていただろう。

どんな商売でも時代の波に乗らないと生き残れない。
そのための設備投資も必要だ。いつまでも古い道具で昔ながらの技術で…と、伝統を守ろうなんて分野もあるがデジタル映像に関してはなかなかそんな部分は見受けられない。
フィルムしか扱えないカメラマンは容赦なく切り捨てられる時代なのだ。

ここ数年はラージセンサーを使ったデジタルシネカメラの流行が大きい。
視聴者にはなかなか理解できない部分ではあるが制作者にとっては大きな変革である。もちろん映像としても違いが出るので視聴者も何かいい感じ?みたいな受け取り方もしているはずだ。かといって全面的にENGスタイルを否定するものではなく機動性が高くパンフォーカスな映像も表現方法として存在する。

このあたりは趣味性が強いので強制的なハイビジョンの導入と違い、好みで選べる部分だ。
それでも選択肢は多く持ちたいわけで好奇心も手伝ってDSLR当初からいろいろ試している。
今年導入したEOS C100は完成度も高くウチレベルの制作では必要充分ではないかと満足している。
今年前半の設備投資はC100を中心としてレンズ群の導入で大半を占めた。
また「マルハチテレビ」への参加でワイヤレスマイクの追加導入やスタジオセットなど小物の購入もけっこうある。

そんなわけで今年後半は少し控えめにと考えている。
デジタルシネカメラもまだ過渡期なのであまり高価な機種を導入するのはリスクが高い。RAWやLog、4K、低圧縮ハイビットレートコーデックでのカラーグレーディング、クロマキーなどテーマはたくさんあるが、それこそローカルでどれだけ認識されるのか?と考えると別のアプローチに資金導入を考えた方がよさそうな気もしてくる。ただ趣味半分なのであまり興味のない分野に投資する気もないのだが…

区切りのいい10周年にはあとまだ1年と3ヶ月ほどある。
なにかデカイことをするためにも資金を備蓄しておくべきかもしれない。
話の話レベルでは周囲の人たちといろいろ大きなプロジェクト構想を喋っているが芽が出るものとも何とも難しい部分は多いが夢を持つのは生きがいにつながる。
なんでも否定的に考える人も多いがとりあえず考えるだけならタダだしセロトニン活性化のためにも妄想を広げるのはメリットが多いのではと思っている。
そんな無駄に思える夢物語の中から何か実現できるものが出てくるかもしれないし、同じような考え方を持った人が増えてくればいろいろと動きやすくなってくるわけだ。