今日はブログをお休みすると言ってましたが、

急遽記事を上げることにしました。

きっかけは『仙台まほろばの道』さんのこちらの記事──

リブログさせて頂きました。

いつもありがとうございます!

 

 

 

こちらの記事を読んでいて、

山形各地に伝わるあこや姫の伝説の中に、
白鳥十郎長久の妻があこや姫という話があり、
その白鳥氏は、この湯野沢の熊野神社に伝わる人物だった
──

この箇所を読んだ時に「ええっ!?」となった。

白鳥十郎長久!?

なんだ!?なんだ!?

この人の名前、どこかで見た記憶があるぞ!

記憶を辿りつつ行き着いた記事がこちら──

 

 

 

 

そうだ。

何年か前に『不二草紙』さんの記事で見かけたのだ。

そこには氣になるこんな記述があった。

氣になる箇所を引用させて頂きます。

 

 

実は、先ほど登場した義弟のお嫁さんの出身は羽後町の上到米という地域です。

ウチのカミさんの実家の近くでもありますし、

昨日紹介した「鎌鼬の里〜田代」の隣町です。

ちょっと調べ物をしていましたら、なんとその上到米に唐松という部落があり、

そこに唐松神社という神社があるというではありませんか。
たまたま同じ名前なのかなと思いきや、なななんと、地域の伝承によればその唐松神社は、協和町境の唐松神社の本社であると!(中略)

ネット上の秋田県神社庁の説明では次のようになっています。

鎮座地…〒012-1242 雄勝郡羽後町上到米字上ノ山7-4
祭神…宇迦能御魂神・息長足姫命
例祭…7月21日
社記によれば、仙北郡境庄唐松神社の本社と伝えられている。
天正年中より白鳥丹後十郎崇敬すと伝う。
白鳥氏の古跡がある。

なるほど!

白鳥氏ですか。

ここでピンと来ましたね。
たしかにこの地域では白鳥十郎長久の館跡と言われる遺構が発見されています。

ちなみに上到米にはあまりいないようですが、

その周辺地域は「安倍」や「阿部」がたくさん住んでいます。

私の家内は「安倍」。

ただし「あべ」とは読まないのですが(!)

物部と安倍の関係、そこに見え隠れするニギハヤヒの存在…そして唐松神社。

なんとも面白い予感がします。
そうそう、ウチのカミさんのイスキリ(石切)信仰

ここでつながってきますね。
おそらく有名な方の唐松神社でも、

こちら「本家」の唐松神社の存在を知らないのではないでしょうか。(中略)

ちなみに、上到米の唐松神社の社殿は鳥海山の方を向いていました。

協和町の唐松神社に伝わる物部文書によれば、

鳥海山はニギハヤヒが降臨した山です。

 

 

なんとも凄い内容〜

秋田県雄勝郡羽後町上到米字上ノ山というところに『唐松神社』があると。

上到米は『カミトウマイ』と読むのだけれど、

この上到米の唐松神社、

なんと秋田県大仙市にある、あの有名な唐松神社の『本社』であると。

その他、魅惑的なキーワード満載!

唐松神社、物部と安倍、白鳥、イスキリ信仰、ニギハヤヒ──

ちなみに物部と奥州安倍の関係についてはこんな感じです。

 

 

 

 

まず、

安日彦・長髄彦・三炊屋媛が三兄弟。

三炊屋媛とニギハヤヒが結婚してウマシマジが生まれてる。

安倍は安日彦の子孫。

物部はウマシマジの子孫。

つまり

奥州安倍と物部って、親戚同士なのね。

じつは四道将軍の大彦命──

この方の母上(ウツシコメ)がニギハヤヒから5代目の子孫なの。

つまり大彦命の母方は物部。

物部は蝦夷と共存して河内の日下(くさか)にヒノモトなる国家を形成。

ところが東進してきた邪馬台国との戦いに敗れ、蝦夷と共に東国へ──

彼らはさらに東へ逃れ、みちのくの北上川流域に根を下ろした。

一方、奥州安倍は『大彦命の末裔から安倍姓を賜った』との伝承があり、

奥州安倍と物部には『血の絆』があるというわけ。

http://www.shirakami.or.jp/~h-2666/noshiro-kodai/an-2.htm
詳しいことはこちらのブログを参照。

 

 

ああ、それにしても安倍のイスキリ信仰も氣になる!

『不二草紙』さんの──

私の家内は「安倍」

ただし「あべ」とは読まない。

ここが氣になって。

じゃあ『安倍』と書いてなんて読むの?

調べてみたら安倍と書いて『あんばい』と読むらしい。

東北には『安倍 = あんばい』さんが多い。

あんばい。

イスキリ信仰。

イスキリって青森県新郷村に伝わる『キリストの弟』のこと?

なぜ東北の安倍は『イスキリ信仰』をしてるの?

イスキリはキリストの弟であり、身代わりとして磔になったという。

安倍とイスキリ──

弟であり身代わり──

なんかすっごく氣になる!!

 

 

 

 

あ!

そうだ。

確か、りまりまさんが『石切』のことを記事にしていたっけ。

以前、りまりまさんは岩手県久慈市に琥珀を発掘にいって二戸に立ち寄ったそうだ。

その地には巨石群があり、

地名が、街の名前が、なんと『石切所』といったそうな。

石切はイスキリ。

キリストの弟の名。

そこでりまりまさんはこう考察してる。

四道将軍のひとり大彦。

大彦 多彦 冨意──多氏に繋がると。

大彦はトミの長髄彦。

そしてアベ一族に親しいと。

おお!なんだか東北の安倍(あんばい)さんのイスキリ信仰に繋がって来る!

 

 

お写真はお借りしました。ありがとうございます。

 

 

上の写真は、

りまりまさんの記事より引用させて頂きました。

岩手県二戸市の五芒星(晴明紋)と『なにゃーと』──

『なにゃーと』は地域の盆踊り『なにゃとやら』のこと。
旧南部藩の各地に伝わる踊りで、

夏になると『なにゃとやら』の不思議な唄で地元の人が踊りあかす。

そうか、そうか!

この岩手県二戸市の『なにゃとやら』が、

青森県新郷村の『ナニャドヤラ』に繋がって、

新郷村のキリスト伝説、キリストの弟イスキリへと繋がるんだ!

大彦命、アベ一族、ナニャドラヤ、イスキリ信仰。

ふは〜

東北は面白いわ。

 

 

秋田県羽後町上到米の唐松神社

 

 

そして2つの唐松神社。

秋田県大仙市協和境下台の唐松神社は有名。

わたしもそこへは行ったことがあるけれど、秋田物部の宮司さんがいた。

その大仙市の唐松神社の本社が『上到米の唐松神社』──

氣になるので『上到米の唐松神社』の宮司名を調べたら『上法快晴』とあった。

上法──と書いて『じょうほう』と読む。

さらに調べる。

上法は秋田県横手市雄物川町大沢上法寺発祥。

同地の金峰神社の神主が1869年に『阿倍姓』から改姓したと伝える。

おおっ!?

出た阿部!!

そうか。

秋田県大仙市の唐松神社の宮司は物部。

その隠れたる本社の『上到米唐松神社』の宮司は阿部なんだ!

阿部から上法に変わったのは近年のこと。

そうか、そうか。

物部の背後に阿部あり!

何となく唐松神社のカラクリが分かった。

今日は体調が悪いのでここまでとする。

また何か分かったら記事にします。