早い時間で、伊東純也→前田大然のゴールがっ!!!・・・は、オフサイドだったけど。
あの連携は、ドイツにしたら織り込み済みのはず。でも、オフサイド狙いに行ったかんじではないし・・・
もしかするとドイツはフワッと試合に入っていたかもしれない。だとしたらそこで勝負は決まってたな。
まあ、その後、その右サイドは消されて、伊東はほぼ出て行けなくなるわけだけど・・・
そんで、日本の右サイドに散々上がっていたラウムにペナルティエリアの中でフリーでボールが渡ってしまい、もうその時点でアウトなワケだが・・・
あれ、ラウルは切り返すつもりが滑ってしまって、権田はボールが進んでいくであろう軌道に足を出すが、ラウムがコケるから権田のファールになっちゃったじゃん!
しかも、さらにコケるから権田が後ろから乗っかっちゃって、もっと印象悪くなったじゃんよう!
なーんか、しょっぱいなぁ。
この後、この映像が繰り返し流されて、日本はドイツに圧倒されて、結局点もとれずに負けて、ドイツの選手たちが勝ってニヤニヤと握手している。アナウンサーが、いやあ悔しい敗戦でした。あと一歩でしたが、やはりドイツの壁は厚った!しかしまだ次があります!なんて言葉で締める未来を予想していたよ。
んが、現実はちょっと違った。いや、だいぶ違った。
後半から久保を下げ、不調が囁かれていた富安を加えて3バックに。
あー、3バックとか言って、つまりは5バックにするんだと、ネガティヴに捉えた。ドイツの攻撃、キチいよってか。
しかし結果的に、酒井宏樹が負傷退場して、5バックだとしたら右は伊東純也、左は三苫薫になり、彼らいちおうDFではないので、本当にいわゆる攻撃的な3バックのシステムになった。
得点したのはこの配置になった後なのだ。
この3バックへの変更が良かったと各所で言われているが、私はよく分かんないですが、前半途中からではなく、後半からに区切ってやったことで混乱が起きなかった、というのは分かる気がする。
で、三苫が左から持ち上がって、得意のドリブルで相手をかわす、のではなく、南野にパスして、南野っぽく振り向きざまのシュートをしてゴールを決めた、のではなく、浅野が瞬足を活かして詰めて決めた、のでもなく、ノイヤーが弾いたボールが手前に転がって、それを堂安がごっつぁん!
あ!これ、あの南アフリカ大会カメルーン戦で本田が決めたかんじとよく似てる。なんでもないボールをちゃんと決める。さすが本田フォロワーだな。
2点目は、CB板倉からポーンと放たれたボールを前線で浅野が見事にトラップしてドリブル開始。浅野は相手DFに併走され、シュートコースを限定される。ゴール前に至ってはそのシュートコースに「大」ノイヤーが立ち塞がっている。
ノイヤーはまた抜きを警戒した構えで出迎えたが、浅野はそのノイヤーが屈んで空いた頭上の空間に、ノイヤーのこめかみをかすめるようなボールを叩き込んだ!ゴール!

浅野は間違いなく狙ったプレイだったろう。
ノイヤーは、その狭い頭上の空間のほうに打ってくる可能性はないと判断した。それはただ判断を誤ったのか、それとも浅野の力量を軽んじていたのか?
ドイツは、前半は特に、終始ボールを保持し、日本をうしろに下げさせた。
小気味良い連携で多くチャンスをつくった。鋭い個人技でシュートに持ち込まれる場面もあった。
日本はボールがポストに当たるとか、ラッキーな面もあった。しかし全員で必死に守った。
ただ跳ね返すだけでなく、自陣で細かくパスを繋いでから前線につなげる、これ、ヴェルディもよくやりますが、ヒヤヒヤします。でもそれで相手ボールにならないので。クリアばかりだと、つまりは相手のセットプレイをうける、その連続になるからね。
でね、結局、実際にに3バックで戦ったわけだけど、やっぱこうやって日本人のセンターバックが世界で通用するようになったと言えるのは感慨深いわけだ。
もー、私はずーっとセンターバック、センターバック、ゆうとりましたから!
てか、日本代表出場選手、2部のデュッセルドルフ田中碧を含めると7人がブンデスリーガでほぼレギュラーを張っている。サブにはシュツットガルトの伊藤洋輝もいる。酒井宏樹もかつてはハノーファーにいた。
バイエルン・ミュンヘンから多く選抜されているドイツ代表。
ブンデスリーガでやってれば、1度や2度はバイエルンと対戦することはあるわけでしょ。
バイエルンだって長いリーグの間に下位チームに負けることはあるわけで、今回はそれと同じだと思うんですよ。
遠慮気味に言っても、10回やったら1回は勝てる。今回のドイツはそんな感じでした。
だから明日また試合したら日本が勝てるとは思えないけど、そんな大きな奇跡を起こしたとは思えない。でも確実に差を縮めているとは言える。
なんかねえ、ドイツ代表に熱さみたいなのを感じなかったんだよねえ。
前回大会の決勝トーナメントで日本と相対したベルギーは、日本に負けそうになって、選手みんながウンコ漏れそうな顔をしていた!と私はこのブログに書いた!(汚)
まあ、そんだけ必死さが見えたのだが、今回のドイツ代表は、初戦の緊張からなのかもしれないが、得点しても失点してもそんなに熱いかんじじゃあなかった気がする。
ウンコ漏れそう、じゃなくて、なんか便秘気味なんだよねえ、くらいの顔だった。・・・チームとして上手くいってないのかなあ?
その点日本は熱く冷静だった。
遠藤航とか、デュアルキングの名の通りに、絶対に負けないという気迫を見せていた。
さて、迎えるコスタリカ戦。
これ、勝たなければいけません。そういう星勘定のはずでしょ?
で、コスタリカは初戦にスペインに7点獲られて大敗しています。
えええっと、意味わからんですね、逆に。これをどう捉えるか。
日本はもう完全にターンオーバーで、え?お前誰?みたいになるくらい完全にメンバーかえてみるもいいかも。
上田綺世にどっすーんっと決めてもらいたいなあ。
上田綺世、法政大学!ちがうか!鹿島アントラーズ。あ!ちがうか、セルクルブルッヘか!
今大会、アジアのチームが躍動してますね。ま、アジアの大会だから。
今回のワールドカップは異例尽くし。
冬期開催。ヨーロッパはリーグの途中。コロナ禍を経ての大きな大会。スタジアムは空調が効いていて涼しいらしいが、実際は暑い気候。
この環境下で強いチームがきちんと本領を発揮できるかどうか?きちんとした準備のないチームは、それが結果に現れているかもしれない。
日本代表、森保監督はあらゆる準備は出来ているという。
その言葉を信じましょう。