昨日は久しぶりに三島市御園にあるそば処「おきちゃん」に行きました。

最後に行ったのが一回目の入院前だったから

かれこれ半年ぶりです。

 

「おきちゃん」を教えてくれたのも、少し前にこのブログでも書いた

ステーキの田中亭を教えてくれた着物友のMさんです。

彼女は安くて美味しいお店をいっぱい知っています。

 

よしずに囲まれた掘っ立て小屋みたいな外観はちょっと怪しいけど

注文を受けてからこねる十割そばが美味しい。

ざるそばがこのボリュームで600円はコスパ抜群!

東京の名店「神田〇ぶそば」なんてこの半分もなくてもっと高いよ。

安いのはこねたあと、プレス機みたいなのを通して麺状にしているのと

ここの主の「おきちゃん」の良心というか心意気でしょう。

 

そばも美味しいけど、おきちゃんとの会話が楽しくて元気をもらえるのです。

いろんな仕事(自営も勤め人も)をしてきた肝っ玉母ちゃんで

ここで店を開いてもう10年というけど、

今70いくつだからはじめた時は60歳過ぎていたわけで

そのパワフルさと明るさには脱帽です。

 

一年前に自分の会社をたたんで清算手続きに追われていたころ

おきちゃんの半生を聞く機会があって

私なんてまだまだ足元にも及ばないと思ったものです。

 

昨日は遅いランチを食べにいったので

途中から客が私一人になり、人生相談してしまいました。

 

がんの入院や治療で仕事をセーブしてのんびりバイト生活していたら

「人につかわれるのって楽でいいな~」と

今の生活にすっかりなじんでしまっていること、

再建手術が終わったらバイト生活を見直す予定だけど

もう前みたいに自営はできそうもないし

それ以前の問題として終日働く生活に戻る気力が出てこないかもしれない、

そんな不安を愚痴ってしましました。

 

おきちゃんは

「私もね、自分でやるのやめて勤め人になったときは

人に使われるの楽だって思ったよ。

もう仕入れや支払いのある生活はしたくないって

思っていたけどね、でもまたやっているのよね」と笑いながら

「今は神様が休めと言ってくれているのだよ

先の心配はせず休んだら気力がわいてきたり

新しい展開が開けるかも」と言ってくれました。

 

美味しいお蕎麦とおきちゃんからパワーもらって帰ってきました。

この先どうなるかわかりませんが

今はいましかできないこと(このブログ書いたり、入院着考えたり)

を楽しみながらやろうと思います。

 

そば処おきちゃん

三島市御園469-1

(静岡がんセンターからは伊豆縦貫道を通ってくれば20分ぐらいで来られるかなぁ)

月・火曜定休

12:00から20:00頃の営業

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