元日限定!乗り放題きっぷ
JR九州では、2020年まで1月1日に限りJR九州内新幹線・特急普通車自由席が乗り放題となる「元日九州初旅きっぷ」を発売していました。
COVID-19の流行を経て現在では発売されていませんが、今回は最後の年、2020年に使用した時の様子をご紹介します。
2020年1月1日。
あらかじめ買っておいたこのきっぷを持って博多駅に向かいます。
新幹線ホームには500系V2編成、ハローキティ新幹線が停まっていました。
そこにやってきたN700系8両編成。
ちょうどハローキティ新幹線と並びました。
今日はこちら、さくら401号に乗ってまずは鹿児島中央に向かいます。
まだ夜が開けきらぬ博多の街を発車。
新鳥栖に停車し、筑後川を渡ります。
久留米に停車したあとは熊本まで止まらないので、この間に朝ご飯。
「やまやの特駅弁」を買ってみました!
その名の通り、「やまや」の辛子明太子と、特製たれがかかった「明太からあげ」が入った美味しいお弁当でした。
列車は熊本に停車。ここからは各駅停車です。
新八代を発車すると列車は「地下鉄新幹線」と言われるほどトンネルの多い区間に突入。
在来線時代は景色のいい区間でしたが、新幹線ではほとんど景色は見られません。
ただ、それでも何か所か海が見られる区間もあります。
ほんのわずかな時間ですが…
↑並行在来線となった肥薩おれんじ鉄道を通る「36ぷらす3」の乗車記はこちら
トンネルを潜り抜け、もうもうと煙を上げる工場が見えてくると、列車は川内に停車。
「初恋*れ~るとりっぷ」じゃないほうの「せんだい」です。
川内を出ると、すぐに終点の鹿児島中央。
日本最南端の新幹線駅、鹿児島中央に到着しました。
ホームの先からは桜島が見えます。
日本最南端の新幹線線路。
在来線に乗り換えるべく、乗換改札口へ向かいます。
その途中…
「リレーつばめ」の表記が未だに残る看板を発見!
新八代で乗り換えていた時期ももうずっと前のことになってしまいました。
特急きりしまで宮崎へ
さて、次に乗るのは特急きりしま6号宮崎行き。
783系CM3編成が使用されていました。
※現在では「きりしま」は787系に統一されています。
↑CM3編成、2024年1月13日に小倉総合車両センターに廃車回送されています…
隣のホームに目をやると、415系鋼製車が中線で休んでいました。
それでは出発!
鹿児島を発車したあと、列車は錦江湾と、その向こうにそびえ立つ桜島を見ながら走っていきます。
国分を出ると、列車は山越え区間。
山越えの途中、霧島神宮に停車。
鹿児島中央行きの787系きりしまと行き違います。
山を抜け、列車は西都城に停車。
車窓からは今度は霧島連山の山々が見えました。
お隣の都城に停車。
吉都線との分岐駅です。
↑吉都線の乗車記はこちら
都城を出ると、車窓に…
気球!?
熱気球がゆうゆうと飛んでいました。
田野に運転停車。
対向のきりしまと行き違い。
続いて停車したのは清武。
そして…列車は南宮崎に停車しました。
南宮崎を発車すると大きな川を渡ります。
宮崎を代表する川、大淀川です。
大淀川を渡ったところで、列車は終点の宮崎に到着しました。
乗ってきた特急がそのまま普通に?
宮崎ブーゲンビリア空港
乗ってみたい…
実際にこの行灯を掲げて走っているようです。
※現在は運行されていないようです
面白いですね~
ホームにいたのは783系CM4編成。
↑2022年9月21日、小倉総合車両センターに廃車回送されました…
この列車が普通宮崎行き。
乗り得なこの列車に乗って宮崎まで戻ってきました。
そしてこれがそのまま…
特急きりしま13号に変わります!
大淀川を見ながら出発!
桜島が見えてきました。
夕日に照らされた桜島を見ながら走り…
鹿児島中央に到着しました。
帰るまでには時間があるので、夕ご飯。
九州新幹線全線開通前からよく行くアミュプラザ鹿児島の「かつ寿」へ。
黒豚ロースかつ定食をいただきます!
黒豚特有の甘い脂を堪能しました…!
それでは、そろそろ帰ります。
新幹線ホームに上がると、アミュプラザの観覧車が輝いていました。
乗車するのはこちら。
みずほ612号新大阪行き。
新大阪行きの最終です。
この列車に乗って終点の博多に到着。
旅の終わりです。
1日乗り放題の元日限定きっぷ。
また復活しないでしょうか…?