1日1往復…駅東ランプ経由
博多駅・天神と能古島への玄関口、能古渡船場とを都市高速(天神北ランプ - 西公園ランプ)・名柄団地経由で結ぶ西鉄バスシーサイドももち線300番。
日中はマリナタウン経由の301番が運行されるため、朝夕のみの運行です。
そんな300番には1日1往復だけ、他の300番とは経路が異なる便があります。
その経路は、
博多バスターミナル〜合同庁舎〜都市高速(駅東ランプ - 西公園ランプ)〜名柄団地〜能古渡船場
都心側の経路が普通の300番と1mmも被っていないという、もはや別番号になりそうなくらい異なる系統。
さらに都市高速博多駅東ランプは、一般路線バスではこの系統のみが通過するランプということで、レア度が高くなっています。
博多駅行きが平日朝のみ、能古渡船場行きが平日夕のみということで乗りにくい系統ですが、このうち能古渡船場行きに乗車しましたのでご紹介します。
※博多駅→能古渡船場行きは2023年3月25日ダイヤ改正で廃止予定。能古渡船場→博多駅行きの片道のみ残ります
出発は雑餉隈方面のりばから?
2017年7月31日。
博多バスターミナル13番のりばにやってきました。
普通の300番は博多駅前Aのりばからの発車なので、最初から異なっています。
この13番のりばは板付・雑餉隈方面(現在はららぽーと福岡も)のバスが来るところ。
そんな中、福岡市西部へ向かうバスがやってくるのは異質です。
バスナビシステムに扇町・板付七丁目・雑餉隈営業所(現・雑餉隈車庫)に並んで「能古渡船場」の文字が現れました。
都市高速経由なのも相まってなかなかの違和感(笑)
定刻より少し遅れて300番駅東ランプ経由能古渡船場行きがやってきました!
「駅東ランプ」 と書かれてます!
実際に乗車!
さっそく乗車。
車内放送でも「駅東ランプ」と言っています!
博多バスターミナルを出たバスは、44番に続いて博多駅筑紫口側へ。
この系統のみが止まる「博多駅筑紫口」バス停に停車後、すぐに左に曲がります。
合同庁舎に停車。
西鉄系以外の高速バスが使う博多駅筑紫口バス停が併設されています。
合同庁舎を出ると次は中央市民プール前。
都市高速に入ります。
御笠川を渡り、博多駅東ランプへ。
今でこそこの系統しか通らないランプですが、一時期は29Nもここを通っていたことがあります。
料金所を通り…
スロープを駆け上がって都市高速環状線に入ります。
それにしても、こんなに立派で博多駅至近なのにこの系統しか通らないなんて…
306番が使う呉服町ランプを通過。千鳥橋JCTを過ぎ、環状線を西へと走ります。
ウォーターフロント地区を通って
ウォーターフロント地区に差し掛かり、博多港に泊まる船が車窓から見えてきました。
天神北ランプを通過し、荒津大橋へ。
ここからは通常の300番の経路に合流します。
西公園ランプで都市高速を降ります。
ヤフオクドーム(現・ペイペイドーム)を見ながらよかトピア通りを西へ。
室見川を渡って西区に入ります。
最後に名柄団地を経由して…
終点の能古渡船場に到着。
バスはすぐに愛宕浜営業所へと入っていきました。
ということで駅東ランプ経由の300番に乗車しました!
天神を通らないことでスムーズな走り。
その一方で都心側の停車バス停が少ないこと、博多駅ののりばが他の系統と異なることから乗客は少なく感じました。
片道廃止になるのも無理はないですね…
それでは。
★乗車データ
300番 駅東ランプ経由能古渡船場行き 博多バスターミナル1F(19:02)→能古渡船場(19:34)
愛宕浜営業所 5926
※2017年7月31日乗車