博多駅から消えるもの~3階新幹線連絡改札・MV5031・ト○~ | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

2022年2月28日。この日は博多駅にあるいろいろなものが終焉を迎える日です。

名残りを惜しみに博多駅へとやってきました。

 

そのひとつがこちら。
ここはJR九州博多シティ3階改札口です。
 
こちらには現在きっぷ・IC併用改札機が2台、IC専用改札機が2台ありますが、明日3月1日からはすべてICカード専用化されるとか。
 
(専用化のお知らせ)
 
それに合わせてもう一つなくなるものがあります。
 
それが博多シティ3階改札口の横にある、この2台の券売機。
 
左が近距離きっぷ、
 
右が指定席券売機。
 
明日からはどちらも撤去され、ICカードチャージ機が1台設置されます。
特にこちらの指定席券売機はMV5031という印字が出ることで知られ、下りサンライズ瀬戸の列車番号(5031M)と同じことから一部の方の中では有名だったようです。
 
せっかくなのでこちらで入場券を購入。MV5031の文字が見られるのも今日が最後です。
 
入場券で改札内に入り、さらに別のなくなるものを見に行くことにします。
 
 
3つ目のなくなるもの。それが博多シティ3階改札口から入って右側の新幹線3階連絡口。
明日からは閉鎖となってしまいます。
ここから新幹線ホームまで向かう道のりがちょっと秘密の通路っぽさがある場所なのです。
 
まず乗り換え改札を通ると現れたのはエスカレーター。
 
登り終えると広い空間に出ます。
 
左側の窓からは在来線ホームを見下ろすことができるビュースポットとなっています。
 
JR博多シティの建物の裏側もバッチリ見えちゃったり(笑)
 
さらに進むと大きなステンドグラスが。
昼間はキラキラと輝いてきれいです。
 
ここからはエスカレーターを降りていきます。
 
新幹線が見えてきて、ここで終わり…と思いきやまだまだエスカレーターは下っていき…
 
結局は2階コンコースが終点。
 
 
ちなみに先ほど新幹線が見えていたところを反対から見るとこんな感じ。
 
在来線側・新幹線ともに見えにくい場所に入り口があることから利用客はあまりおらず、隠れ通路っぽい雰囲気で個人的には好きでした。
もっともそれが災いして今回の閉鎖となったのでしょうが…
 
連絡通路を戻って今度は在来線ホームへ。
個人的には一番ショックだった廃止されるもの…
 
それがこれ。
「ト○」と書かれた表示機です。
これは出発指示合図機(通称ト○)と呼ばれ、「ト」が閉扉合図、○が出発合図を示します。
小倉駅など他駅では撤去されたものの、JR九州では最後までここ博多駅で使用されてきました。
 

このト○、列車出発時には、

自動放送が流れる

立番(ホーム上で出発合図を出す駅員)が安全を確認した後、閉扉合図()を作動させる(ピリリリリリという音が流れる)

車掌が閉扉

立番が安全を確認し出発合図()を作動させる(ジリリリリリという音が流れる)

車掌が運転士に車内ブザーで合図をして発車

の流れで使用されます。

 

立番が廃止されることから、3月1日から3月7日にかけて順次全ホーム撤去されることとなっています。
すでにト○にはその旨が表示されていました。
 
私もTwitterでその事実を知ったのですが、まさか突然なくなるとは…

ト○とその音は博多駅の風景の一部だっただけに、今後見られなくなるのは寂しいですね…

 

短い間にいろんなものが消えていく博多駅。今後はいったいどうなっていくのか…要注目です。

 

 

それでは。