飯田線の中心駅・飯田駅にやってきました。
ここは豊橋方面への特急(ワイドビュー)伊那路の始終着駅であり、また逆に辰野方面の快速「みすず」の始終着駅でもあります。
駅舎内はみどりの窓口やキヨスクもある飯田線内では比較的大きい駅。
このキャラはいったい…?
電光掲示板は10周年の文字はなく、単に急行飯田線秘境駅号の表示でした。
改札内ではゆるキャラたちのお出迎え。
こちらは長野県ではおなじみのアルクマくん。
こちら2人は紹介していただいたのですが名前忘れてしまいました…
1番線には回送の373系が停車しており、3番線の秘境駅号と並びました。
26分の停車時間を終え、列車は飯田駅を後にします。
時又で対向列車待ちのため運転停車。
天竜ライン下りの起点・天竜峡に停車。
ここで駒ヶ根からの乗務員が交代。
列車はこの先天竜川にそって、秘境駅が連なる飯田線の核心部へと入っていくことになります。
対向列車遅れの影響で数分遅れて天竜峡を出ると、すぐ天竜川を渡ります。
頭上にかかるのは天龍峡大橋。
2019年に開通したばかりのまだ真新しい橋で、三遠南信自動車道の一部として利用されています。
車窓右には天竜川の川面が見えるように。
この先しばらく車窓を楽しませてくれます。
天竜峡の次の駅、千代に停車。
本日2番目の秘境駅で、ランキングは23位。
福岡に住んでいる私にとってはなんとなくなじみ深い名前な気がします(笑)
その名前から、駅名標を触ると長寿になると言われているそうで、多くの方が触れていました。
もちろん私も(笑)
一部の普通列車はこの駅を通過するので3時間以上列車間隔の開く時間帯が存在します。
やはり秘境駅号に乗らないと降り立つのはなかなか難しそうですね。
この駅には1966年まで天竜川から採取した川砂を積み込むホッパーへの専用線があった関係で今も側線が残されているとか。
こんなことまで放送で説明するとは…マニアックです(笑)
そのお隣、金野も金運に恵まれるとされ有名な駅。秘境駅ランキングは7位です。
駅周辺には何もなく、切り立った崖に木がたくさん植わっており、鬱蒼としています。
なにやら錆びついた趣のある看板が…
それでは列車に戻ります。
天竜ライン下りの終点・唐笠港のある唐笠駅を通過。
門島で対向列車との行き違いのため運転停車。
そのお隣、田本に停車です。秘境駅ランキングは6位。
この駅は、このようにコンクリートの擁壁と天竜川に挟まれたとんでもない場所にある駅。
よくこんなところに駅を作ったものだと感心しちゃいます。
駅横の道を進み、階段を登るとトンネル坑門の上に出ることができるようになっているようなので行ってみることに。
坑門の上からは秘境駅号を見下ろすことが…!
この光景、秘境駅号の宣伝ポスターに使われていたような気がします。
秘境駅なのにこんなにごった返しています(笑)
一日平均乗降者数は1人しかいない駅とは思えませんね。
ホーム上では記念撮影用にこんな看板が。
各駅ごとにこの看板が出されて記念撮影する方で賑わっていました。
ホームの飯田寄りへ行くとトンネルの向こうにトンネルが見えるという面白い光景を見ることができました。
トンネルの多い飯田線ならではの光景です。
停車時間はあっという間で、まもなく発車時刻。次の秘境駅を目指します。
隣の温田では下り秘境駅号と離合。
下り列車の乗務員が降りてきていて、横断幕を掲げてこちらに手を振ってくれました…!
下り秘境駅号は飯田止まりですが、停車駅が異なるとか。
いつか乗ってみたいです。
温田のお隣、為栗に停車。秘境駅ランキング14位です。
この駅はなんといってもその名前が特徴。難読駅として有名です。
駅メモ的には為栗メロの由来となった駅でもあります。
さて、この駅は駅前に県道(430号為栗和合線)が伸びていますが、自動車で来ることができない駅です。
その理由は天竜川に架かる橋、その名も天竜橋が二輪車以外の自動車通行禁止のため。
向こう岸まで行くと時間がなくなりますが、途中までは渡ってみることに。
橋の上からは静まり返った天竜川に映る紅葉の山が…!
まさに絶景です。
右側には秘境駅号の姿も見えますね。
橋の中央くらいまで進んだところで引き返します。
為栗駅に停車する秘境駅号を撮影してから車内に戻りました。
為栗を発車してしばらくすると、民家が立ち並ぶ街へと入っていきました。
ここは平岡。天龍村の中心駅です。
車内放送曰く「天龍村の大都会」だそうで、秘境駅ではありませんが、特産品販売もあるということで16分の停車です。
無人駅ですが、駅舎は宿泊・温泉施設の入った「ふれあいステーション龍泉閣」という立派な建物になっています。
駅の外に出ると、ゆるキャラや地元の方による盛大なお出迎えが。
天龍村やその周辺の自治体から来た特産品販売が盛大に行われています。
南信州銘菓の赤飯まんじゅう買いたかったのですが、あっという間に売り切れてしまいました…
代わりに車内で食べるためのちょっとしたものを買い込み、列車に戻ります。
地元の方に見送られ、秘境駅号は平岡を発車。
秘境駅めぐりも後半戦です!
それでは、次回に続きます。
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