直方→黒崎 筑豊電鉄ミニ紀行 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

福岡県北九州市の黒崎駅前と筑豊直方全16.0kmを結ぶ筑豊電鉄。

古くは福岡と北九州を結ぼうとして建設された路線でしたが、八木山峠に阻まれたこともあって幻となってしまいました。

 

また、北九州の路面電車である西鉄北九州本線と黒崎駅前~熊西間で路線を共有しており、路面電車廃止後も2015年までは同区間が西鉄の第3種鉄道事業者区間だったということも特筆されます。

 

そんな歴史が隠された筑豊電鉄。

今回初めて乗車してきました。

 

まず訪れたのはJR直方駅。

元大関・魁皇の銅像が駅前に立っています。

 

以前は西鉄バスも構内ロータリー発着でしたが、

 

 

現在では近くのローソン発着へと変わっていました。

 

ここから筑豊電鉄の筑豊直方駅までは徒歩で約10分。

筑豊電鉄をJR駅まで延伸するという案もあったようですがどうなったのでしょうね…?

 

歩いていく途中で直方に疎開されているキハ66・67の9番ユニット(キハ66-9+キハ67-9)の姿を見かけました。

こんなところにシーサイド色がいるのはかなりの違和感…

 

筑豊直方駅に到着すると、ちょうど列車が入線するところでした。

 

筑豊直方駅は高架駅。

 

駅前のバス停名は「筑鉄直方」。

昔なつかしの中山・中間線69番(直方BC~筑鉄中間・折尾車庫)の表記が残っていますね…

 

階段を登ってホームへ。

 

少し前(~5月17日)までは減便ダイヤでしたが、すでに通常ダイヤに戻っていました。

まだ減便ダイヤ掲げられているんですが…

 

筑豊本線を乗り越して飯塚市方面へ向かうべく高架駅となりましたが…

この先、JR直方駅へ伸びることはあっても飯塚へ向かうことはもうないでしょうね…

 

乗車するのは5000形5004編成。

2017年に登場した最新車両です。

 

筑豊電鉄はこのように路面電車タイプの車両で運行されているのが特徴です。

 

 

それでは発車です。

 

まずは遠賀川を渡ります。

 

線路は新幹線と同じ1435mm。通常より広く感じますね。

 

直方がんだ びっくり市」でおなじみの感田(がんだ)に到着。

ちなみにびっくり市までは結構離れているようです。

 

すれ違ったのは3000形。

 

楠橋に停車。

 

ここには車両基地があって、西鉄のアイスグリーン塗装な3000形3004編成と2種類の復刻塗装が施された2000形2003編成の姿が見られました。

 

筑豊香月に停車。「香月」ってなんだか雅な名前ですね。

昔は国鉄香月線香月駅もありましたが、1985年に廃止されています。

 

筑豊中間。こちらはJRの中間駅がありますが、かなり離れています。

 

森下の近くでなぜか徐行区間がありました。

たぶんバラストを更新したためでしょうが…

 

熊西に到着。ここからは元西鉄北九州線との共有区間だった区間を走ります。

 

西黒崎の近くでは、黒崎工場が横に見えます。

2020年3月に自動車との衝突事故を起こし、使用停止中の5000形5003編成が止まっていました…

 

筑豊直方から35分ほど。列車は終点・黒崎駅前に到着しました。

 

 

黒崎駅前は西鉄黒崎バスセンターの中にあり、乗り場のすぐとなりでバスに乗り換えることができます。

 

 

短いようで長い、筑豊電鉄の旅でした。

 

 

【おまけ①】

 

せっかくなので8月に閉店となるクロサキメイトへ。

 

井筒屋1階で蜂楽饅頭を買って食べてみました。

 

個人的には白あんのほうが好みです。

しっとりした食感と国産はちみつ使用のやさしい甘さがたまりません…♪

 

【おまけ②】

 

黒崎からは鹿児島本線で帰ったのですが、駅の案内表示を見てびっくり。

黒崎方面から筑豊本線に乗り入れる列車が感染症の影響で減便されており、まだ17時台なのに23時台の列車まで表示されていました…

 

★乗車データ

筑豊電気鉄道 筑豊電気鉄道線 70 黒崎駅前行き 筑豊直方(16:06)→黒崎駅前(16:40) 5000形5004編成

※5月26日乗車