この超乗りにくい山笠臨時49番に乗車記を! | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

毎年7月15日に行われる博多祇園山笠の追い山。

それに合わせて運行される追い山臨時バスに今年も乗車してきました。

 

なお、今年から往路のみ、特別料金として運賃が2倍となっています。

 

今回選んだのは博多南駅発呉服町行きの臨時49番。

 

ところで、普段49番は那珂川フィーダー線として、以下のルートで運行されています。

博多南駅 - 上白水十丁目 - 弥永団地 - 下曰佐 - 西鉄大橋駅

・博多南駅 - 弥永団地 - (W4→)西鉄大橋駅(←49) - 日赤前 -渡辺通一丁目 - (630→)天神 - 川端町・博多座前 -  呉服町 - 蓮池(←W) - 千代ランプ - (都市高速) - 野多目ランプ - 老司 - 警弥郷 - 弥永団地 - 天神山(←630)

 

博多南駅から天神・呉服町方面を目指す49番は西鉄大橋駅からW4、天神から630に行先番号が変わり、そのまま千代ランプから都市高速を通って天神山(春日市)へと向かうループのような運用となります。

 

では、呉服町が終点となるこの臨時系統の行先番号はどうなるのか…

 

通常の49番は天神から再び郊外へループすることを前提にW4→630に変わります。

もし同じように行先番号が変わるなら、「郊外へ行かない、都市高速に乗らない630」ができることとなり、非常に紛らわしいことになりますが…

 

ということで、今回その謎を解きに山笠臨時49番に乗車してきました。

 

 

深夜2時30分の博多南駅。列車の発着もなく静まり返っている…と思いきや。

なんとすでに10人もの方が並んでいました。

 

その後も集まる人の数は増え続け、3時を過ぎると25人以上になっていました。

 

そこへやってくる1台の回送…一旦待機場に停車すると、LED幕が消え、現れたのが…

こちら。

49 山笠臨時(天神・呉服町)
ROMが変更されたようで今年から全系統、専用表示が作られたようです。

福岡地区で括弧入りの行先を見るのもなかなか珍しいような…

側面表示。特別料金(運賃2倍)の表示が目立ちます。

後面表示。

それでは乗車です。

始発地の博多南駅からすでに立席の方が出ていました。

 

 

「このバスは特別料金です。運賃は表示額の2倍お支払いください」の放送が新鮮。

車内にも2倍運賃を案内する紙が貼ってありました。

バスは各バス停ごとに乗客がいないかを慎重に確認しつつ、弥永団地・香蘭短大前を経由し、大橋へとやってきました。

 

大橋団地前を出たとき…

 

 

「お客様にお知らせいたします。これより先、このバスの行先番号はW4に変わります」

 

西鉄大橋駅の手前で通常通り行先番号をW4に変え、バスはロータリーへと入っていきました。

大橋駅で一人降車。西鉄電車の臨時便に乗り換えるのでしょう。

大橋駅を出たバスは日赤通り・渡辺通りを経由して天神へ。

とここで通常なら「お客様にお知らせいたします。これより先このバスは、行先番号630番 明治通・都市高速経由天神山行きとなります」という放送が流れるはずなのですが、流れず…

まさか、W4のまま?(真相は最後にわかります)

 

天神で10人ほど降車し、バスは明治通りへ。

 

 

 

川端町・博多座前と土居町で合わせて半分ほどの降車があった後、バスは終点・呉服町に到着です。

 

降りて表示を見ると…

まさかの無番!?

明治通りで馴染みのないW4を出すわけに行かず、ましてや都市高速に乗るわけでもないのに630は出せない…

そうして選ばれたのが「無番」という選択だったのだと思います。

 

…ということで、山笠臨時49番の行先番号の謎は「西鉄大橋駅手前からW4、天神から無番に変わる」ということで無事解決しました。

 

それでは、追い山見物に出発しましょう。

 

続きは次回。