20年型 聖宝さん と 真雅さん その135「仁義なき戦い 大唐編」 | 平安な妄想「聖宝さんと真雅さん」

平安な妄想「聖宝さんと真雅さん」

何故か頭の中で
聖宝さんと真雅さんが、、、

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

本日も妄想にお付き合い。


聖宝さん「円修さんの仁義なき戦いは
 ほんでどうなったんですか?」

真雅さん「あんなあ。仁義はあるんよ。
 もうミポリンくらい
 ありまくりじゃがな。」


聖宝さん「お師さん、、、
 毎度例えが古いです。」

真雅さん「申し訳ない。
 毎度お騒がせします。」


聖宝さん「いやそれが古いゆんですわ!」

真雅さん「何がぁ。大晦日のNHKの
 紅白の裏で普通に放送された
 伝説の人気ドラマやないか!」

聖宝さん「ほなけん古いでしょ。
 いつの大晦日ですの?」

真雅さん「いや、そ、それは、、、
 1985年の大晦日やったかのぅ。」

聖宝さん「古い。そらミポリンの
 仁義も色あせますがな。。」

真雅さん「ほなけにじゃ。
 円修は時代に色褪せない証を
 求めてな、、、、
 入唐までしたんよ。」

聖宝さん「えっ?急に円修さんの話に
 戻ってきたんですか?」

真雅さん「初代天台座主義真さんの後、
 円澄さんと円修さんで後継争いが
 おきた。」

聖宝さん「開祖最澄師匠の流れを組む
 円澄さん。それに対し、義真さんの
 流れを組む円修さん。」

真雅さん「ゆうたら後の山門派と寺門派も
 同じ構図なんじゃけどな。」

聖宝さん「その後も根深く続く問題
 やったんですね。」

真雅さん「伝教大師と共に入唐し、
 法華一乗を求め続けた義真さん。
 かたや、師・最澄さんと共に
 空海兄ちゃんから密教の教えを受けた
 円澄さん。」

聖宝さん「まさに天台の両翼ですな。」

真雅さん「義真さんの後継となれば
 そら円澄さんが順当じゃ。
 しかも密教も取り入れ時代の波にも
 乗っとる。」

聖宝さん「そんな円澄さんに対抗する
 ために円修さんは入唐までしたと。」

真雅さん「最澄さんと義真さんが
 求法した天台山に行ってな、、、」

聖宝さん「本気も本気ですやん。」

真雅さん「天台山国清寺から正統の証と
 しての血脈を持って帰ってきとる。」


聖宝さん「すごいですなぁ。
 そう簡単には得られるもんと
 ちゃいますよね。。
 そらそこですごい修行を
 したんでしょうな。」

真雅さん「それでもや、、、、
 天台座主の後継ゆんは、、、
 ほんまややこしいんよ。
 そもそも最澄さん自身、後継については
 迷ってたんちゃうかな。」

聖宝さん「えっ、そうなん?」

真雅さん「初代座主の座もな、
 義真さんと円澄さんで迷うくらい
 ややこしいんで。」

聖宝さん「えっ?そっからですか?」

真雅さん「天台座主となった義真さん。
 最澄さんにとっては、ともに入唐し
 比叡山を作り上げてきた相棒。」

聖宝さん「円澄さんは、道忠さんの
 全面バックアップを受けて、最澄師匠の
 本願であった遍く衆生を救う活動の
 中心となって活躍した。」

真雅さん「しかも年齢は円澄さんのほうが
 義真さんより上やし。
 どちらに後を託すか?
 悩むわなぁ、、、、、。」

聖宝さん「確かに悩みますねえ。」

真雅さん「しかもじゃ。
 最澄さんが後任の大本命と
 信頼しとったんは、
 、
 、
 泰範さんじゃ。」

聖宝さん「泰範師匠!!

真雅さん「なっ!ややこしいやろ。」

聖宝さん「もしかして、泰範師匠が
 比叡山からいなくなったせいで
 後継者問題が仁義なき戦いに
 なってしもたんですか?」

真雅さん「いや、それはそうでもない。
 泰範兄やんがいる頃から
 何かと揉めとったんよ!」

聖宝さん「えっ?ほな後継者争い前から
 揉めとったんですか?」

真雅さん「そうみたいやなぁ、、、。
 泰範兄やんが別当をしとるときに
 揉め事があってな、それを収める事が
 できんかったけんゆうて責任とって
 延暦寺を退去しとんよな。」

聖宝さん「あきませんやん。」

真雅さん「最澄さんからは全幅の信頼を
 置かれとったのに、皆をまとめる
 能力はといわれると、、、、
 そうゆうん、ようあんじょるやろ。」

聖宝さん「社長のお気に入りゆう人が
 部下に人気がないゆうんは、
 めちゃめちゃありそうですな。」

真雅さん「泰範兄やんが悪いんやないで。
 本人は皆をまとめるなんて
 やりたくもない仕事やったんよ。」

聖宝さん「適材適所って、、、、
 案外難しいんですな。」

真雅さん「後継者選びゆんは
 めんどいもんぞな。」

聖宝さん「わしはそんなんに
 巻き込まれたくないですわ。
 吉野で修行するんが一番です。」

真雅さん「まあ聖宝はそうかもしれん。
 けどな、円修が天台から追い出された
 からこそ室生寺がある。」

聖宝さん「見方によってはそうかも
 しれんけど、円修さんからしたら
 天台に残りたかったでしょ。」

真雅さん「天台ともめたからこそ
 正統を証明するために入唐まで
 したんちゃう?
 遣唐使でもないのに入唐ゆんは
 そら大変なことで。」

聖宝さん「まあ確かにわしも入唐は
 できんままじゃったけど。」

真雅さん「空海兄ちゃんが刺激をうけた
 大唐の地。円修が得たもんも、、
 そらおっきょかったじゃろ。」

聖宝さん「ですかね?そんなんやったら
 やっぱりわしも入唐したかったわ!」

真雅さん「聖宝のタイミングでは
 行ってもなぁ、、、。
 けど円修はあの円仁が入唐するより
 前に入唐しとる。」

聖宝さん「円仁さんは遣唐使でしたけど
 円修さんはちゃいますよね。
 確かにその情熱は凄まじいですな。」

真雅さん「タイミングもな、、、、
 会昌の廃仏前やけんな。」

聖宝さん「そのおかげで、あの竜神の
 室生寺を継げるほどの法力が
 身についたと。」


真雅さん「そうや。興福寺の修円さんが
 開いた室生寺。
 真言・天台の新しい仏法の波に
 飲み込まれんような後継者として、
 円修を待っとったかもしれんな。」

聖宝さん「修円さんの後継者次第で
 室生寺は廃れとったかもしれん
 ゆうことですか??」

真雅さん「そういうこともありうるでな。
 その点、わしはありがたいことに
 良き後継者に恵まれた。」

聖宝さん「何ですか?急に。
 わしのことを褒めるなんて
 お師さんらしくない。」

真雅さん「ほんま、観賢のおかげぞな。」


聖宝さん「えっ?観賢はそら素晴らしい
 やつですけど、、、、、、
 その前におるでしょ!!」

真雅さん「もちろんやがな。
 源仁あっての真言じゃ。」

聖宝さん「いやいやいや、、、、
 わっせとるでしょ!
 大事な弟子のこと!!!」

真雅さん「すまん。そやったがな。
 そらそうやんな!」

聖宝さん「そうでしょ。
 思い出せばそれでええんですけど。」

真雅さん「益信なっ!」

聖宝さん「何でそっち行くん??
 目の前におるじゃろ!!」

真雅さん「わかっとるがな。。。
 冗談やがな。ジョーダン。
 ♪ジョーーダン♪
 ♪J.O.D.A.N♪」


真雅さん「さあご一緒に♪ジェイ..」

聖宝さん「♪オー!!って、、
 誰がするかっ!」