泉涌寺 ~真言宗泉涌寺派総本山~ | だいの神社仏閣ぶらり旅

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2018年3月10日

 

東福寺界隈と泉涌寺界隈を散策し、本日主役の泉涌寺へ参りました。

 

 

 

泉涌寺

 

後堀河天皇、四条天皇、江戸時代の後水尾天皇以下幕末に至る歴代天皇の陵墓があり、皇室の菩提寺として「御寺」と呼ばれています。

 

京都市東山区泉涌寺山内町27

 

山号:泉山
宗派:真言宗泉涌寺派
寺格:総本山
本尊:釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来
創建:斉衡3年(856年)
開基:神修上人

 

札所
真言宗十八本山第8番
洛陽三十三観音霊場第20番
京都十三仏霊場第6番

 

 

 

大門(重要文化財)

慶長年間造営の御所の門を移築したものです。

 

 

大門で拝観料を納めて、左手に楊貴妃観音堂。

唐の玄宗皇帝の寵愛を受けた絶世の美女楊貴妃は、安史の乱で殺されました。

それを悼んだ玄宗皇帝は等身大の聖観音像を造りました。

それを中国に渡った湛海が持ち帰ったものが安置されています。

 

 

大門をくぐって、初めての人は、仏殿が見える一直線の参道に違和感を感じるかと思います。

下り参道と呼ばれ大変珍しい参道でなんだか神秘的に感じます。

 

 

仏殿(重要文化財)
本尊は運慶作と伝える過去・現在・来世を表す釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来を安置。

 

天井には雲龍図、三尊仏背壁には飛天、裏堂壁には白衣観音像が描かれています。全て狩野探幽筆です。

大涅槃図も公開されていました。

 

 

仏殿右手に浴室

 

 

水屋形
寺名の起源となった名泉が今も尽きることなく涌き出ています。

 

左の石塔は清少納言歌碑
清少納言は、宮中で中宮定子に仕えていたが、中宮定子が亡くなった後、宮仕えを辞め、埋蔵された東山に隠棲。

 

 

仏殿の前の丘を上がると鎮守社があります。

 

 

前まで、白石無かったのに。

稲荷大明神を祀ります。

 

 

ここはほぼ誰も訪れなくひっそりとしています。

竹柵と苔は美しいですよ。

 

 

次に仏殿の裏にある舎利殿に向かいます。

後ろの山は、東山三十六峰の月輪山。

 

 

12年に1度の辰年のみ公開される舎利殿。

今回、京の冬の旅で特別公開されていました。

 

舎利とは仏様の骨の事。

舎利殿は京都御所の建物を移築したものです。

 

 

中の写真はありませんが、以下の見所がありました。

①仏牙舎利(釋迦の歯)
②涅槃図
③天井に鳴龍と呼ばれる狩野山雪筆の雲龍図が描かれています。
手で叩くとビイイィィンと聞こえました。

 

 

 

 

 

境内の右奥には霊明殿があります。

 

 

こちらは唐門

 

 

中が霊明殿。一般非公開です。

 

 

天智天皇から昭和天皇の歴代天皇、皇后の尊牌を安置します。

 

 

舎利殿の裏には、御座所大玄関への門があります。

 

 

御座所庭園拝観するため、本坊へと向かいました。

 

 

門をくぐっての庭も、とても美しいです。

 

 

本坊前で振り返る。

 

 

本坊で御朱印をお願いし、拝観料を納め、中に入ります。

 

 

本坊から御座所に続いています。

 

明治天皇が使用していた御所の御里御殿を移築。
女官の間、門跡の間、皇族の間、侍従の間、勅使の間、玉座の間があります。

 

 

中は撮影不可ですので、御座所庭園の写真を並べます。

 

 

 

 

 

 

 

 

拝観券

 

 

 

御朱印

 

真言宗十八本山第8番
「霊明殿」

 

 

京都十三仏霊場第6番
「弥勒菩薩」

 

 

洛陽三十三観音霊場第20番
「楊貴妃観音」

 

 

洛陽三十三観音霊場第18番の善能寺分も拝受できます。
「聖観音」

 

 

おわり