小さな柿の実が
たくさん枝に付いています

今は梅の実の時期ですが

もう次のスターたちが準備しているのですね

ほしがきのブログ


    ふるさとは遠きにありて思ふもの
    そして悲しくうたふもの
    よしや
    うらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても
    帰るところにあるまじや
    ひとり都のゆふぐれに
    ふるさとおもひ涙ぐむ
    そのこころもて
    遠きみやこにかへらばや
    遠きみやこにかへらばや

室生犀星《小景異情ーその2》

室生犀星の有名な詩です
(石川県金沢市生まれ)

離れていると
ふるさとはいやな思い出より良かった事が思い出されてきます

これはふるさとを思っても
犀星の家族に受け入れてもらえず
あまりのつらい思いに
二度とふるさとには戻らず
「遠きみやこ」である東京で生きていこうと決心している
犀星の決意の詩だと思っています

ふるさとを恨むわけではありません
だけど
帰る場所は無かった



暮しの手帖 第一世紀 30号 1957年秋  暮しの手帖社に
特集が組まれています
 金沢 思い出の町 室生犀星

その特集の書き始めが
《小景異情ーその2》であり
ページの半分ほどを使った写真に写っていたのは
自伝的小説「杏っ子(あんずっこ)」との兼ね合いもあるのでしょうが
あんずの木、林だったように記憶をしています

私の頭の中では
金沢はあんずの里のイメージでした

暮らしの手帳はすでに手元にありません
当時の記憶を基に書いているので
間違いがあるかもしれません

学校帰り
自宅の屋根に上って
毎日むさぼるように読んでいたのを思い出しました