※なるほど納得Q&A子供でも分かる仏法解説

・なぜ、お題目を唱えるの?

仏法では、成仏することを目指しています。

成仏とは、本当の幸せのことです。

日蓮大聖人さまは、

「南無妙法蓮華経とばかり唱えて、成仏することがもっとも大切である。」

と仰せです。


つまり、私たちが本当の幸せを得るためには、唱題(しょうだい)がもっとも大切な修行なのです。


御本尊さまを信じて唱題すれば、仏様(大聖人さま)のお力である「仏力」と、妙法(御本尊さま)のお力である「法力」、そして私たちが御本尊さまを信じる「信力」、自行化他(じぎょうけた)の唱題をする「行力」、この四つの力(妙法の四力)が、ひとつになって、大きな功徳が備わるです。


このうちの「仏力」と「法力」はともに御本尊さまの偉大なお力として備わっていますが、私たちの「信力」「行力」は、つい御本尊さまを疑ってみたり、勤行・唱題をさぼってしまったりと頼りないものです。


御法主日如猊下さまは、

「すでに、仏力・法力は全く疑う余地はありません。

四力成就いかんは、結局は私達の信力と行力とによるのであります。

だから、強盛に信力を出だし、行力を出だし、自行化他の信心に励むところに功徳が集まるのであります。」

と指南されています。


大聖人さまは、私たちに異体同心(いたいどうしん)の大事を教えられています。

異体同心とは、信心をする仲間が心をひとつにすることです。


その意味からも、お寺のご住職や、信心の仲間たちと声を合わせ、心をひとつにしてお題目を唱えることが、とても大切となります。


もしも「家で唱題しているから、お寺にいかなくてもよい」と考えている人がいたなら、それは大きな心得ちがいです。

お互いに声をかけ合いながらお寺に参詣して、ご住職の声に合わせてしっかり唱題をしましょう。