※信仰のさんぽ道より抜粋

・真の親孝行を尽くそう。

 

今、あなたは親に対して、

「どうして生んだんだ・・」

「生んでくれてありがとう・・」

どちらの言葉を使いますか。

 

この答えによって、現在のあなたの境涯を知ることができます。

 

理想なら「ありがとう」といい続ける私達でいたいと思いますが、どちらにしても私達は幼い頃、親の愛情のもとに成長しました。

 

気が付けば、その恩を忘れ、「自分一人で成長した」かのような態度で親に接し、しかもそれを恥ずかしいと思わぬまま年齢を重ねる人もいるようですが、

 


子供がどう思いましょうとも「親思う、その心にまさる親心」は不変です。

 


「親は十人の子を育てても、子はひとりの母を養わない人がいる。


体を寄せ合って暖をとる夫婦はいても、凍える母の足を暖める子供はいない」

 

と、日蓮大聖人は、親に孝養(こうよう)を尽くさない人がいることを嘆かれつつ、反面、孝養を尽くす人の徳をたたえられています。

 


あなたはどちらでしょうか。

「自分は親不孝でした」

と気づく人は、まだ幸せです。

 

それは反省の後に孝養を知り、改めて孝養を尽くすことができるからです。

 

そして、親孝行のレベルにも段階があって、「最上の親孝行」は日蓮大聖人がのちの世に残された「真実の仏様の姿、戒壇の御本尊」とのご縁を結んであげることなのです。