※日蓮正宗の行事、3月・4月

・桃の節句(ひなまつり)

三月三日に女の子成長、良縁、幸福を願って行われる行事です。

一説には、昔、厄をはらうために自分の身代わりの紙人形を作り、川に流す風習がありました。

その人形が大きくなり、豪華になり、ひな飾りの形になったとされています。

 

・春季彼岸会

春分の日を中心とする前後七日の間に修する追善供養の法会を、春季彼岸会といいます。

日蓮大聖人は

「ただ南無妙法蓮華経の七字のみこそ仏に成る種である」

と仰せられています。

ここに、生きている自分、亡くなった父母や兄弟、先祖が何によって救われ、成仏が可能となるのが明らかにされております。

 

彼岸会にあたり、寺院に参詣し先祖等の塔婆を建立して、僧侶とともに御本尊に読経・唱題申し上げて回向するならば、

故人は大功徳に浴し、安穏な成仏の境界へ至ることができるのです。

また、その功徳は願主等にも備わるのです。

 

 

四月の行事

・御霊宝虫払大法会(ごれいほうむしばらいだいほうえ)

総本山大石寺には、日蓮大聖人の御真筆(ごしんぴつ)の御本尊や御書をはじめ、多くの宝物が厳護(げんご)されています。

四月六日・七日に行われる御霊宝虫払大法会は、それらの宝物を後世に伝えるため、湿気を払い、害虫を除く等の必要な手入れをし、

参詣者にも披露される宗門二代法要の一つです。

 

・立宗会(りっしゅうえ)

御本仏日蓮大聖人は、建長(けんちょう)五年(1253年)の四月二十八日に南無妙法蓮経の題目を唱え、

広く世に向かって宗旨を建立されました。

この日を記念して、日蓮正宗の僧俗がご報恩申し上げる法要が立宗会です。