五月の行事
・大行会(だいぎょうえ)
五月一日、総本山において、大石寺(たいせきじ)の開期檀那である南条時光(なんじょうときみつ)殿(大行尊霊)祥月命日忌の法要が行われます。
時光殿は、上野大石ヶ原の土地を御供養申し上げ、大石寺開創に多大な貢献をされました。
・端午(たんご)の節句
端午の節句には、五月人形やかぶとを飾り鯉のぼりを立て、男子の健やかな成長を祈ります。
現在は「子供の日」として、男子・女子の成長と幸福を願う祝日となっています。
六月の行事
・衣替え
平安時代に宮中で行われるようになった慣習で、江戸時代には幕府が詳細な決まりをつくり、庶民にも広がりました。
現在では、大半の地域において六月一日に冬服から夏服へ、十月一日に夏服から冬服へ、衣替えが行われます。
・入梅(にゅうばい)
暦の上では立春の日から数えて百二十八日目(六月十一日頃)が入梅です。
現在は、気象庁が天気図や季節感を総合的に判断して梅雨(つゆ)入りの日を発表します。
七月の行事
・七夕(たなばた)
五節句の一つとしてあげるときには「七夕(しちせき)の節句」と言います。
「七夕」は七月七日の夜、天の川の東西にある星、織姫(おりひめ)と牽牛(けんぎゅう)(彦星)(ひこぼし)が年に一度出会う伝説によるものです。
現在は、短冊などにしたためた願い事を笹の葉につるしますが、もともとは「書道」や「裁縫」などの上達を祈る行事でした。
・夏の土用(どよう)
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬、の前の十八日間を言います。
「夏の土用」と言えば、一般的には立秋前の土用をさします。
昔からこの土用の、干支の「丑(うし)」に当たる日(年によっては異なる)にウナギを食べる習慣があります。
