民主党の海江田万里が、安倍総理の全国戦没者追悼式の式辞から、アジア諸国への加害責任に触れなかったことについて批難をしていると、産経新聞は8/20報道しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130820/stt13082006040000-n1.htm
以下に、今年の安倍総理の式辞と、3年前の菅直人の式辞を全文転載しました。
簡単に比較すると、安倍総理の式辞が、断然優れていると思います。
【安倍】戦場に倒れられた御霊...遠い異郷に亡くなられた御霊
【菅 】心ならずも戦場に倒れ...異郷の地に亡くなられた300万余の方々の無念
菅直人は、将兵が国のために戦い亡くなられたことに哀悼の意を表していない。
【安倍】貴い命を捧げられた、あなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります
【菅 】アジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省するとともに、犠牲となられた方々とそのご遺族に対し、
菅直人は、戦没者追悼式で、日本人の御霊への哀悼よりも戦争への反省を優先している。
これは、菅直人なり民主党などの平和屋の異常性だと、私は思います。
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平成二十五年八月十五日 内閣総理大臣 安倍晋三
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天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。
祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられた御霊、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられた御霊の御前に、政府を代表し、式辞を申し述べます。
いとしい我が子や妻を思い、残していく父、母に幸多かれ、ふるさとの山河よ、緑なせと念じつつ、貴い命を捧げられた、あなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。
御霊を悼んで平安を祈り、感謝を捧げるに、言葉は無力なれば、いまは来し方を思い、しばし瞑目し、静かに頭を垂れたいと思います。
戦後わが国は、自由、民主主義を尊び、ひたすらに平和の道を邁進してまいりました。
今日よりも明日、世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各国・各地域に、支援の手を差し伸べてまいりました。
内にあっては、経済社会の変化、天変地異がもたらした危機を、幾たびか、互いに助け合い、乗り越えて、今日に至りました。
私たちは、歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた、国の未来を切り拓いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くしてまいります。
終わりにいま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様には、ご健勝をお祈りし、式辞といたします。
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0815sikiji.html
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2010年8月15日全国戦没者追悼式 菅直人首相式辞(全文)
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本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族並びに各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を挙行するに当たり、政府を代表し、式辞を申し述べます。
終戦から65年が過ぎ去りました。祖国を思い、家族を案じつつ、心ならずも戦場に倒れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、異郷の地に亡くなられた300万余の方々の無念を思うとき、悲痛の思いが尽きることなく込み上げてきます。改めて、心から御冥福をお祈りいたします。
また、最愛の肉親を失われ、決して癒やされることのない悲しみを抱えながら、苦難を乗り越えてこられた御遺族の皆様のご労苦に、深く敬意を表します。
先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省するとともに、犠牲となられた方々とそのご遺族に対し、謹んで哀悼の意を表します。
戦後、私達(たち)国民一人一人が努力し、また、各国・各地域との友好関係に支えられ、幾多の困難を乗り越えながら、平和国家としての途(みち)を進んできました。これからも、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を語り継いでいかなければなりません。
世界では、今なお武力による紛争が後を絶ちません。本日この式典に当たり、不戦の誓いを新たにし、戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、世界の恒久平和の確立に全力を尽くすことを改めて誓います。
戦没者の御霊(みたま)の安らかならんことを、そして御遺族の皆様の御健勝をお祈りして、式辞といたします。
http://tamutamu2011.kuronowish.com/senngo50nen%20.htm
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