愛国とノーサイド | し の ぶ の 栞

し の ぶ の 栞

~ 想 ひ で の ひ だ ま り ~


月にいちど集まる会がある。
美味しいものと(大衆から珍味まで)お酒が好きなメンバー7.8人が集まり、ひたすら笑い合い、楽しい時間を過ごそう会。
それはいつからか「のぶえ会」と名付けられた。

職種や年齢も異なるなか、共通していることは、人の噂や陰口はノーサンキュー、集まったときには気取らず沢山食べて飲んで笑い、この時を謳歌しよう!ということ。

日頃、それぞれが大変な現場で戦い、時間を過ごしているからこその このポジティブな「のぶえ会」が大好きだ。

今年のはじめ、スケジュールがなかなか合わず、やっと調整ができて昨日、三カ月ぶりの再会となった。
あけましておめでとう!なんて桜も笑うような言葉が飛び交った。

そしてこの日はお祝いの宴となった。
TOKYO FM  プロデューサー、延江 浩さんが三年がかりで書かれた本、愛国とノーサイド を出版されたのだ。

のぶえ会の延江さん。
会の名前はご自身が発起人ということでもなく、いつしか皆んなでそう名付けたもの。
みんな大好き延江さんという合言葉が生まれるほど、お人柄も含めすごいプロデューサーなのだ。

あらゆる分野に精通されていて、大きな声で笑い、常に明るく、人を楽しませる天才のような方。

そして人には絶対に見せないであろうなにか孤独なものを目の奥に忍ばせ、棟方志功のような狂人無垢な精神を持った方だ。

数年前、舞台で見かけた私をラジオドラマに推薦してくださった方で、それはわたしだけではない。
名が出ていようがいまいが、直感と眼力で容赦なく声をかけられる。
日頃大スターを相手に駆けずり回っていらっしゃる忙しい方だが、小劇場へもよく足を運ばれている。本当に小さな小さな劇場でも。
政治力とは真逆のアンテナをこよなく愛し、それはおそらくラジオのお仕事とは別の、本を書くという個人的な孤独な戦いをされているからではないだろうか。
表現に対して厳しい目をもち、そして心底優しいのだ。

わたしもできるだけこういう人間でありたいと思う。

人生はきっと短く、だからこそ
すべからく肯定して
過去は振り返らず
ユーモアをわすれずに
気取らずたくさん笑い
優しくそして時に厳しく

とてもシンプルだ。

{F6D82703-39DF-477C-9AEC-5A2D73BF2DDB}

{D49A753A-A033-4AB6-B149-4CF9B459635A}

{1D92DA83-5DBF-4F75-8C7E-515CCBD618EC}