「1年で一番嬉しい日は?」と聞かれたら答えをちょっと考えますが(これを書くにあたってちょっと考えてみましたが、「これ」という日は確定できませんでした)「1年で一番イヤな日は?」と聞かれたら間違いなく今日、5月2日と答えます。


hideが天に召された日です。あんまり早すぎました。


思い起こせば10年前、私は就職して初めてのひとり暮らしを始めるために引っ越しをした日。なんとなくドキドキワクワクしながら引っ越しの荷物が部屋に埋まっていくのを見、少し片付いて一息入れようと、電源が入ったばかりのTVをつけた時でした。


3時頃だったと思います。5分くらいの短いニュースでhideの訃報を知りました。


そこから私の世界はすっかり暗転。X解散のニュースの時も頭が真っ白になりましたが、この時は完全に思考停止。まず、ニュースキャスターの言葉を理解するのに暫くかかりました。「なんのはなし?」と。どうにか言葉の意味は理解したものの、とても現実のこととは思えず、それでもざーっと血の気が引きました。


当時は携帯も持っておらず(固定電話はありましたけど)パソコンもまだ購入していなかったので、Xファンの仲間と連絡を取るにも取れず、ひとりもんもんとニュース報道を見てすごし、連休で会社も休みだったので意味もなくhideのマンションを見に行き、本願寺の周りをウロウロし・・・。それでも献花が出来ることを知って、近くの花屋さんで前日に予約を入れておく、という知恵が働いた自分にはちょっとびっくり。


連休が明けて会社が始まっても、とてもまともな精神状態ではありませんでした。後から同僚に「冗談抜きで話しかけられるような雰囲気じゃなかったよ」と真顔でいわれたものです。私のそんな状態を見ていたからか(もともと上司には恵まれていたんですけれど)葬儀の日には半休をもらい、本願寺での出棺を見守ることが出来ました。正面は混むのがわかっていたので脇で待機していたため、ちらっと棺を見ることも出来た(ような気がした)んですが、それでもまだまだ現実として受け止められてはいませんでした。


前年の9月。解散発表後にどうにもならない気持ちを抱えて、混乱していたファンに向かって檄を飛ばし、私たちを前に向かわせてくれたのはhideでした。本格的にソロ活動を始動するということでシングルも立て続けに出し、またファンを楽しませてくれようとしていた矢先の「事故」


そう、『事故』なんです。まぁ、違う言い方をしている報道も多々みかけますけれど。確かに解散やらなんやらでhide自身も色々考えるところもあったでしょうし、そういう気持ちになってしまうことがなかったとは言い切れないけれど、やっぱり彼の生き方を見ていると、あれを事故以外に考えることは出来ません。でないとやりきれないというのが一番大きいんですけれどね。


今年で10年。明日明後日はsummitも行われ、これでひとつの区切りを自分の中でもつけられるのかな、つけられたらいいな、と思っています。


YOSHIKIのテンションが異常に高くなってるのがちょっと心配だったりしなくもない。