大好きな作家さんの出演する朗読会に行って来ました。


「大極宮」


この字面を見て、何のことだかわかる方いらっしゃいます?答えは「沢在昌」「京夏彦」「部みゆき」この3人の作家さんのことです。始まりはHPのタイトルからみたいですけど。

で、同じ事務所(?といって良いんだと思うんだけれど)に所属するこのお三方が自作の小説や、3人のうち誰かの小説を朗読する会が毎年開かれるわけです。今回で6回目を迎え、(地方でもやってるようなので、それを入れるともっと多い回数になるけれど、一応、メインは東京公演ってことで)私が聴きにに行くのはこれが3回目。年齢層は、平均40くらいでしょうかねぇ。高めです。お母さんに連れられた小学生も見ましたが、楽しめたんだろうか。

私のお目当ては京極夏彦さん。図書館勤めで知り合った(本とね)作家さんですが、第一印象「厚っ!!」ノベルスで平均指関節2個分の厚さはありますし、文庫にするに至っては、製本所が職人の限界に挑んだとか、挑まないとか・・・。「レンガ本」とか「枕」とかいわれるくらい長いんですけど、これが読めちゃうんですねぇ。通勤中、鞄の中で一番重かったんじゃないかと思うんですが、読み終わるまで手放せない。そしてまた顔もキライじゃないし、なんてったって、この人は声が良いんですね~ラブラブ


朗読会は、第一部がそれぞれソロで作品を読み、第二部では3人でてひとつの作品を読むという構成になってまして、第一部はどちらかというとシリアス(ハードボイルドとミステリーと妖怪(墓場系)ですからね。ただ、宮部さんはメルヘンチックだったりもします)第二部は笑いあり。今回は大沢さんが『毒猿』、京極さんが『魍魎の匣』(字が出ません。コピペ)の作中作『匣の中の娘』、宮部さんは諸事情で両作品にゲスト出演のみで、二部は大沢さんの作品から。


私はハードボイルド系は苦手なので、大沢作品をまともに読んだことはないんですが、朗読会で聞く話は好きです。この人もなかなかいい声ですし。そして、一部の京極作品はマジ怖かったです。おばけとかがでてくる怖さでなく、じわじわと怖いです。声も怖いし(でも好き)。読んで知ってる話なんですがね。本当に質の良い怪談を書く方だなぁと思います。そんな一部が終わって、リピーターにはお楽しみの第二部。3人が舞台に並んで・・・ない。あれ?宮部さんは?と思っていると途中から登場!しかもメイドのコスプレ(爆笑)。登場人物が3人以下という話はなかなかないので、ひとり何役もやるんですが、これが皆様なかなかの芸達者で。誰が名付けたか「京極夏彦のレインボーボイス」。回を重ねる毎にますます冴えわたり、他の2人の作家も負けじと奮闘。キャラによっては笑いを取るために変な声を出したりして、会場は大爆笑です。朗読会限定キャラも出ますし、わかる人だけわかる小ネタなんかもちりばめられて、一言たりとも聴きもらせません。朗読終了後には20分くらいのトークタイムもあり、今回の作品の解説やら、裏話やらが飛び出します。


最初に聴きに行った時は雰囲気もわからず、「おもしろいのか?」と半信半疑だったんですが、そこですっかり虜になってしまい、今では毎年楽しみにしています。出産後、チビ子をオットとお留守番させて初めて出かけたのが朗読会だったような。「本とのギャップが・・・」とか「イメージが・・・」とかいう心配は全くありませんでした。「宮部みゆきってこんなおもしろいおねぇちゃんだったんだぁ」という発見はありましたけどね。来年は「ケロロ軍曹のコスプレを」とか言ってましたが、実現したら面白いなぁ。